2016年2月29日月曜日

2016.02.27 柴田英寿 『サラリーマンのための「会社の外」で稼ぐ術』

書名 サラリーマンのための「会社の外」で稼ぐ術
著者 柴田英寿
発行所 朝日新書
発行年月日 2010.01.30
価格(税別) 740円

● 社内で上手くいかなかった人が社外で活躍する方法を説いている本だ,と誤解を招くかもしれないタイトルだけど,そういう内容ではない。社内でダメだった人は,まず社外でもダメ。
 私は,若いうちは仕事に没頭することが是が非でも必要だと思います。そうやって自分を追い込んでいくことで能力が高まり,「会社の外」で自分の事業を進める実力が付いてくるのです。(p202)
 レースに出る以上はトップを目指しましょう。レースが終わって余力が残っているようではもったいないです。8時間で一日のエネルギーを使いきるくらいに働きましょう。エネルギーは使いきったつもりでもたくさん残ります。仕事が終わってからのことは全く心配する必要はありません。(p211)
 それゆえ,ある程度の年配になった人が,逆転満塁ホームランを狙って,本書を読んでもアテが外れる。そもそも,逆転満塁ホームランを狙う時点でダメなんだろうけどね。

● 以下にいくつか転載。
 私は体育会系の掟にうまくなじめません。組織に入ると,どこでもそれを求められて嫌になってしまうのですが,それなのに掟が強いところに入りがちなのでした。(p17)
 本を出すことや留学すること,事業で成功することは「カッコいいこと」なので皆がねらっています。皆が狙っていると競争が激しくなりますから,うまくいかないのも当然のことです。一方,そういう「カッコいいこと」の周りには,カッコよくないので誰もやりたがらないことがたくさんあります。(p20)
 その親友は昔,私が仕事で助けたことがあり,そのことを恩義に感じてくれていたのでしょう。これはとても助かることだったので,私も飲み会の席では周りの人のすごい話をできるだけするようにしています。(p24)
 部長より先に帰ったら部長に愛されるわけがありません。部長に嫌われたいわけではありませんが,私が愛されたいのは家族なので,部長に愛されることは切り捨てています。(p31)
 会社の外で稼ぐ私でも,会社のためにはなりたいと思っています。しかし,会社のためになることは偉くなることとは違います。むしろ会社は,名もない,偉くなることなどとは無縁な人が支えています。これは間違いありません。(p31)
 多くの人が「自分が何かに詳しいと伝えること」と「自分はすごいのだと自慢すること」との区別がついていない。この二つの違いに気がつけば,それだけでも大きな競争優位を築けます。(p79)
 たとえば,ホームページに自分が知っていることをたくさん書いたとしましょう。しかし,単に書いただけでは,それはある種の「辞書」のようなものになってしまいます。辞書を読みたい人がいるでしょうか?(p79)
 伝えなくては自分のよさは相手に伝わりません。しかし,自分の話ばかりしていては相手は気持ちよくありません。そうではなく,相手に引き出してもらいつつ自分を伝えていくのです。(中略) 「私はこんなに知っている」というのは学者の作法です。「私に教えてください」というやり方こそが商人の作法なのです。(p80)
 「好きこそ物の上手なれ」は,錯覚じゃないですか。成功なんて確率論。何がどうなるかなんて,誰にもわかりません。わからないのだから,手当たり次第にすべてに手を出していくのがチャンスを増やすコツかもしれません。(坂口孝則 p99)
 「会社の外」で稼いでいる人たちは,大抵は会社でも活躍しています。「会社の外」でビジネスをして世間の風に晒されているので,当然といえば当然です。(中略) 皆さんとても仕事が速いです。いくつものことをしている人は仕事が速くなくては何もできなくなってしまうのでしょう。仕事を速くこなさざるを得ない環境に普段からいることは,いいことなのではないかと思います。(p152)
 私が商売を教わった先輩は,どの人も「苦しいときには笑え」と教えてくれました。全員が言うということは,どんな人にも苦しい時期があったということです。そこでめげていたら金なんか稼げないということです。(p162)
 世の中,大抵のことはお金で解決します。しかし,お金で解決していてはお金がいくらあっても貯まりません。お金を貯めてお金にお金を生ませることを目指すのですから,お金は極力使わずに人を説得することを考えなくてはなりません。懸命に思いを伝えて,経済合理性の世界を突き抜けたときにチャンスが生まれます。(p166)
 実は私は忙しくありません。(中略)なぜなら私は仕事以外でも極力飲みに行かないし,集まりに参加しないからです。(中略)そうやって,自分の時間を極力,削られないようにしているのです。 仕事の時間に上限を設けることよりも,自分の時間に上限を設けるほうが重要だと私は感じています。(中略) 趣味だからといって時間に限りをつけずにやっていても進歩はありません。時間を限ってやるからこそ集中力が生まれて上達するのです。(p169)
 仕事をする能力は仕事を通してしか伸ばすことができません。会社で仕事をすることは,特別なことをしなくても日々トレーニングに励んでいるようなものです。(p180)
 会社という組織は基本的に官僚組織です。ですから仕事の効率を高めることは,本来は非常に難しいものです。(p188)
 判断を先延ばしにして失敗しないより,失敗してやり直したほうが圧倒的に成功する確率が高まります。(p191)
 「会社の外」でも稼ごうと志す人がまず身に付けるべきことは,会社の中で自分とは違って弱い立場にある人たちのことを考える人間観だと思います。組織とは,そいういう人間観を作っていく道場なのです(当時の私はそれに気がつきませんでした)。(p194)
 会社の中なら反対意見も言えますが,外の世界になったら基本的にはどんなことにも同調しながら商売をしないとうまくいきません。主義主張では飯は食えません。 私は「会社の外」の仕事として,ある会社のコンサルティングをしていたことがあります。そんなときは,言うまでもありませんが,お客さんに意見などしたことはありません。(p196)
 鼻っ柱が強いより,かわいがられるキャラであるほうが商売には向くのです。(p197)
 会社は同じ利益を1分でも2分でも短い時間で生み出すことを目指すべきです。 それには職場全体での時間に対するこだわりが必要になります。この点に関しては職場には緊張感があるべきであると思っています。私語など交わしている暇はないのです。職場に人間関係のストレスは不要ですが,だらだらした停滞感はもっと不要です。(p199)
 「お先に失礼」して「直帰」しましょう。ちょっと一杯なんて寄り道してはダメです。ちょっと一杯のはずだった分が軍資金です。(p212)

2016.02.27 苫米地英人 『脳と心の洗い方』

書名 脳と心の洗い方
著者 苫米地英人
発行所 フォレスト出版
発行年月日 2006.07.13
価格(税別) 1,300円

● 「『なりたい自分』になれるプライミングの技術」というのが副題。「脳は何らかの報酬回路が働くときに,先にドーパミンが流れるようになっています。その現象をプライミングといいます」(p113)とのこと。
 ほかに,Rをゆるがすとか,仮想現実を作るとか,そういったことが解説されている。わかったようなわからんような。つまり,わからんわけですね。ぼくの頭では。

● わからないままに,以下にいくつか転載。
 無意識レベルまで勘違いをすると不思議なことが起こります。世の中がそうなっていくのです。たとえば,教祖が神だと信じると,まわりの人も信じてくれるようになるのです。(p3)
 その勘違いが死ぬまで続けば偉大な宗教家でいられますし,これがハッタリだったらただの詐欺師で終わります。(中略) 「ハッタリ」と「勘違い」の差は自分自身もだまされているということ。(p18)
 ソフトバンクの孫正義氏なんかを見ていると,お金儲けが好きなのではなくビジネスというスキームが好きというのがわかります。それが本当に三度のメシより好きなわけです。(中略)そういう人しか成功しません。(p25)
 「我々はすでに知っているものしか認識できない」という大前提です。(中略)つまり,同じ世の中を見ているにもかかわらず認識する対象に対する知識があらかじめないと,その対象を認識できないということです。(中略)ということは,我々がどういうコントロールをされているかというと,「知識を与えない」というコントロールをされているのです。(p28)
 ここにある壁を私は見ていたとしても,「壁がないかもしれない」と疑わなければなりません。本当は壁じゃないのに「これは壁である」と認識させられているのかもしれません。つまり,「自分が今見ている,認識しているもの」も作られたものであると思ったほうがいいのです。(p39)
 顕在化された情報とうのは意識のスクリーニングを通るので,その効果を弱めることができます。そして,基本的に意識に上がった情報というのは心に伝わりにくくなります。(中略)本当に相手を説得しようと思ったら,前頭前野に持ち込ませないようにします。つまりサブリミナル情報です。(p75)
 わかりやすい例でいうと,ワインテイスティング。単に味なのにわざわざ色に変えたり,「ビロードのような」とか,「ざらざら・つるつる」とか「寝ぼけている」とかいいます。 全てわざわざ味でない感覚でいっているでしょう? ワインテイスターたちがやっていることはそうだし,それはその方が表現が豊かになるからです。表現が豊かになるだけでなく,実際に自分の認識もより細かくなるわけです。(p137)
 当たり前に思えるものには,一度「なんで?」って思わなきゃいけません。(中略)「なんで?」っていう視点を入れないと「提示されたままの状態」を受け入れることになります。「提示されたままの状態」では,相手がコントロールを維持しています。(p202)
 世の中には広い意味での差別が現在でもたくさん存在します。(中略)その裏側には,本当に薄っぺらな優越感があるわけです。(p209)

2016年2月21日日曜日

2016.02.21 番外:iPad超活用術 flick!特別編集

編者 村上琢太
発行所 枻出版社
発行年月日 2016.02.29
価格(税別) 722円

● iPadの中でも,iPad Proが中心。iPad Proといえば,Apple Pencil。つまり,絵を描くのに適したタブレットだ。
 ので,このムックでもそこが強調されている。

● たとえば,限りなく広告記事に近いのだけど,っていうか広告記事なんだけど,「Adobe CCのiPadアプリを見逃すな」という記事。
 Photoshop Sketch,Photoshop Fix,Comp CC,Illustrator Draw,Photoshop Mix,Lightroom mobile,Slate,Voice,Capture CC,Premiere Clip,Behance,Acrobat Reader,Creative Cloudがすべて無料でダウンロードできるから,これは入れておいてほうがいいよ,ということ。

● 実際,絵を描くんだったら,いれるでしょうね。これらのアプリが無料っていうのは,ひと昔前を知っている人なら,とんでもないことだと思うでしょうよ。

● iPad Proのユーザーも何人か登場している。iPad Proの描画機能を強調するために選んだ人たちかと思われる。

● ぼく一個はタブレットで絵を描くことはしないと思う。スケッチブックにクレヨンで描くこともしないだろう。何となれば,絵心がまるでないので。
 ので,ぼくがiPad Proを買うことはない。

● そんなことは端からわかっていることだ。なんだけど,このムックを買ってしまう。このあたりが,Apple製品の香しさの然らしめるところなのだろうな。

2016.02.17 福岡伸一 『芸術と科学のあいだ』

書名 芸術と科学のあいだ
著者 福岡伸一
発行所 木楽舎
発行年月日 2015.11.30
価格(税別) 1,500円

● 本書に登場する芸術とは,フェルメールの絵画から建築に及ぶ。芸術を超えて,蝶の羽の美しさであるとか,自然美まで。
 まずその広さに驚く。理系の人ってすごいな。

● こういうのって,気づきの能力だよね。自分の身近にあるものの美に気づく能力。それと,自分からはるか遠くにあるものを追いかけていくしつこさも。
 その前提にあるものが,美へのセンス,感応能力でしょうね。これがないとどうにもならない。

● ない場合はどうすればいい? たぶん,諦めるしかないだろうなぁ。ぼくは8割は諦めていて,でも2割の未練があって,ときどき(ほんとにときどき)美術館に行ったり,画集を見たりするんだけど,これは無意味な抵抗なんだろうな。

● 以下にいくつか転載。
 詩は言葉の中にあるのではなく,自然の中にある。アートはキャンバスの中から生まれるのではなく,キャンバスに差し込む光の中にあらかじめ含まれている。(p127)
 流れ,つまり,物質とエネルギーと情報の動きは,ひとつの生命体の中で何度か周回したあと,生命から生命へと常に受け渡されているのだ。 このような世界の成り立ちに関するイメージは,科学がミクロのレベルでその実相を明らかにするよりずっと以前から,芸術的な喚起力によって感得されてきたことがわかる。(p135)
 急速に拡大した種は,その急速さゆえにどこかで破綻を来し,急速に滅びに向かう。何億年か先,人類は示準化石となる可能性が高い。(p145)
 変わらないために,変わる。これが生命の本質である。もう少し丁寧に言うならば,大きく損なわれてしまわないように,常に少しずつ更新する。(p189)
 私たちは自分自身の存在を,外側から隔離された,しっかりした固体だと認識しているが,すこし時間軸を長くとれば,不断の流入と流出の中にある液体のようなものでしかなく,もっと長い目で見れば分子と原子が穏やかに淀んでいる-いわば蚊柱のような-不定形の気体であって,その外側にある大気とのあいだにはたえず交換が行われるゆえ,明確な区別や界面はない。(p212)
 生命を構成する要素は単独で存在しているのではない。それを取り囲む要素との関係性の中で初めて存在しうる。状況が存在を規定する。自分の中に自分はいない。自分の外で自分が決まる。相補性である。(p217)
 生物学的には全く不正確なこのサイの絵は,しかしヨーロッパ中で熱狂を持って受け入れられた。なぜか。彼はサイを写生したのではなく,サイのイメージをデザインしたからである。(中略)デザインとはメッセージである。(p280)
 世界を眺めるとき,こう見ると面白いでしょ,ここに着目すると素敵なんです,という提案こそがデザインの本質である。(p306)

2016年2月20日土曜日

2016.02.14 ロンダ・バーン 『ヒーロー』

書名 ヒーロー
著者 ロンダ・バーン
訳者 山川紘矢・山川亜希子・佐野美代子
発行所 KADOKAWA
発行年月日 2015.02.28
価格(税別) 1,800円

● ロンダ・バーンの5冊目。一応,最後まで読んだ。が,けっこう手こずった。というか,なかなか読み進めることができなかった。

● 以下にいくつか転載。
 もし心が歌いたくなるようなことや,毎朝,起きる情熱を与えてくれるようなことを何もしていないならば,あなたはこの地球上で人間としての役割を果たしていないのです。(p49)
 人はよく大きなチャンスは既に誰かに取られてしまった,と言います。しかし実際,世の中は刻々と変化していて,あちこちから新しいチャンスが生まれているのです。(p55)
 若い頃は気づいていなかったのですが,私はどんなに暗く困難な状況にあっても,いつでも好転する望みはある,と考えて生きてきました。(中略)そのような考え方で人生を送ることができて,私はとても幸運です。(p129)
 人生に対する悲観的な態度は,惨めな人生をもたらします。(p130)
 ヒーローの心は,圧倒的に前向きです。ヒーローの態度は常に楽観的です。前向きな心と楽観的な態度は,夢を実現させる上でこの上なく強力な手段です。なぜならば,あなたの思考と態度がそのままあなたの人生となるからです!(p136)
 他人を粗末に扱うと,真の幸せを見つけることはできません。私たちは皆つながっている大きな家族の一員です。そして,宇宙は私たち皆のものです。他の人を傷つけると,実は,宇宙を傷つけることになります。(p163)
 誰かがあなたの助けを必要としている時は,できるだけ助けてあげましょう。ただ,助けるべきか否かを見極めるための,大切な指針があります。その人が簡単にできることには手を出さないようにしましょう。手を出すと,その人々を助けることにならないばかりか,彼らの力を弱めてしまいます。(p276)

2016.02.14 樺沢紫苑 『ツイッターの超プロが教えるFacebook仕事術』

書名 ツイッターの超プロが教えるFacebook仕事術
著者 樺沢紫苑
発行所 サンマーク出版
発行年月日 2011.04.05
価格(税別) 1,500円

● とても参考になった。というよりエンパワーしてもらった。
 ぼくはTwitterかFacebookかと二者択一で考えていたのだけど,そういうものではない,と。それぞれの特色とそれに応じた使い方の指南は,ぼく的には目から鱗。いずれ,Facebookも始めることになるだろうな。

● Twitterはツイートの回数を増やすこと。1日30回くらいつぶやければ理想か。対して,Facebookでそんなに頻繁にあげたら嫌われる。Twitterにつぶやいたものをまとめて,1日数回流せばいい。
 Twitterは即時性が命。Facebookはあげたものはすぐには読まれない。そうした両者の特性を活かしてうまく使っていけ,と。

● それからもうひとつ。Twitter,Facebook,ブログと複数の発信箇所を持っている場合,それぞれ別のネタを投入しなければならないと思ってたんだけど,それは初歩的な勘違い。
 同じネタを3ヶ所に使って構わないという。読む人が違うんだから。ただし,まったく同じではいけない。多少はリライトしないと。

● 以下に,多すぎる転載。
 Facebookを使うとコミュニケーションが深まると私は断言しますが,その理由は何でしょう? それは,「顔出し」したコミュニケーションだからです。 人間の交流というのは,顔と名前が一致しないと深まりません。(p27)
 「いいね!」と「コメント」をたくさんもらう方法,実はこれは簡単です。それは,あなたから積極的に「いいね!」をクリックし,積極的に「コメント」をする。この一点に尽きます。 「返報性の法則」という心理法則があります。人は他人から親切にしてもらうと,親切をお返ししたいという感情を抱きます。(p94)
 「いいね!」は「見たよ!」の意味で使っていいのです。私たちは,「見たよ!」と言ってもらえるだけで,とてもうれしい気持ちになります。なぜならば,私たちがインターネット上に多くのコンテンツを書いている理由,それは,多くの人に見てもらいたいからです。ですから,「見たよ!」と言ってもらうのは,情報発信者にとっては最大の賛辞であり,とてもうれしい気持ちになるのです。(p95)
 あなたのブログやメルマガの記事の中から,よく書けたものだけを厳選してノートにコピペしたほうが,クオリティの高い記事だけが並びます。つまり,ブランディング効果が高まる,ということです。(p102)
 もし自分のFacebookページに「コメント」が付いたのなら,できるだけ早くレス(返信)のコメントを付けましょう。なぜならば,早くレスが付くと,書き込んだ人が喜ぶからです。ソーシャルメディアの必勝法則は,「相手が喜ぶことをする」ことです。(p133)
 路上で人だかりができているとついついのぞき込んでしまうように,インターネット上でも賑わい感のある場所には,どんどんアクセスが集まってきます。特にFacebookはそういう仕組みになっています。(p156)
 広げるTwitter,深めるFacebook。Twitterは新しい人と知り合うのに非常に優れており,Facebookは知り合った人との関係性を深めるのに非常に適していると実感します。(p168)
 あなたにとって本当に重要な友達,本当に毎日チェックしたい重要なFacebookページは,自分で選ぶべきです。ですから,必要な情報は「リスト」で読みましょう。(p178)
 FacebookもTwitterも,何もしなければ情報は流れて行き,そして消え去ってしまいます。それをメール形式で自分のデータベースとして活用できるようにする。つまり自分の財産として蓄積できる,そんな便利なツールが「FBレター」や「ツイートレター」です。もちろん無料で利用できます。(p180)
 不勉強(インプットの量が足りない状態)だから,もっと勉強してインプット量を増やしてから始める,というのは間違いです。不勉強で,インプットの量が足りないからこそ,アウトプットを始めないといけません。(中略)アウトプットを始めると自己成長の速度が猛烈に速まります。インプットのみのときと比べて,10倍くらい速くなるのではないかと感じるほどです。ですから,良質なインプットを得たいと思うならば,インプットに力を注ぐのではなく,アウトプットをスタートしましょう。今ここにFacebookという,最高のアウトプットツールがあるのですから。(p182)
 メルマガやブログの場合は,しっかりと売り込んだほうが売れやすいという傾向がありますが,FacebookやTwitterの場合は,どういうわけか売り込むほど売れません。(p196)
 私が考える「ブランディング」の定義は,「凄い」と思わせることです。「この人は凄い」「この商品は凄い」「この会社は凄い」。こうした強烈なポジティブな感情が先にあって,人・商品・会社への「信頼」が生まれてきます。(p232)
 インターネット・メディアでブランディングをしていくためには,何をすればいいのでしょうか? 答えは簡単です。徹底した情報出し。それ以外にありません。(中略)読者にとって有益な情報,読者にとって「おもしろい」「役に立つ」「参考になる」「勉強になる」と思うような,濃い情報を出しまくるのです。(p233)
 反応率にフォーカスしてください。あなたのFacebookページは100人かもしれません。しかし,「いいね!」を10個獲得できれば,「いいね!」率10%で,非常に高い反応率の濃いFacebookページということになります。反応率が高いとやっていて圧倒的に楽しいですから,「もっと頑張ろう」という意欲も湧いてきます。(p236)
 Twitterでは,「投稿から15分たったらほとんど読まれない」。Facebookでは,「今,投稿した記事が読まれるのは,数時間後」。この「時間特性」を意識すると,ユーザーが記事を読んだときに古さを感じさせない,良心的な記事がニュースフィードに並ぶことになります。ファン(友達)にとっての情報の価値を最大化することができる。(p261)
 私は,「Twitterは量,Facebookは質」と考えています。Twitterは濃い情報から薄い情報まで,雑多な情報をたくさん流す。それをユーザーがほしい情報だけ取捨選択して取っていく。まさに開店寿司。(中略)Facebookは(中略)カウンターで食べるおまかせ寿司のような感覚です。(中略)ニュース番組でいえば,Twitterは「ヘッドライン」であり,Facebookは「特集」である。そういうイメージを持つと,TwitterとFacebookの差は,かなり明瞭になるのではないでしょうか?(p264)
 Twitter上で人気を得ているユーザーは,ツイート回数が非常に多いのです。日に20~30回,あるいはそれ以上ツイートしている人もいるでしょう。つまり,Twitterは「玉石混淆」でいいのです。(p266)
 つまらない投稿は,Twitterではスルーされますが,Facebookではガッカリさせてしまうのです。(p267)
 ビジネス目的で,Facebookを使う場合は,TwitterとFacebookの連動には慎重になるべきです。なぜなら,TwitterとFacebookとでは心理的な距離感が違うから。(p269)
 Facebookでは,(中略)ほとんどのユーザーは投稿の何時間も後に記事を読んでいるのです。そこに,「今」をつぶやいた投稿が存在するのは,明らかに「違和感」があります。それは,賞味期限が切れた品物を堂々と並べているスーパーのようなものです。(p271)
 ソーシャルメディアをビジネスに使うということは,「情報発信者になる」ということです。「情報発信者として,喜ばれるコンテンツを発信する」ということが最も重要なはずです。そして,情報発信者としての姿勢が,そのまま自らのブランディングになります。 つまり,TwitterのツイートをそのままFacebookに流すということは,「手抜き」と見られ,ブランディングにとってマイナスになりかねないのです。(p272)
 私はTwitterとFacebookでは,(中略)連動させないことを原則とし,両方のユーザーに発信したいコンテンツについてはコピペで両方に流す,ということをやっています。 さらにいうと,このままコピペするのではなく,Twitterのつぶやきに1行なり,2行なり付け足してFacebookに流すようにしています。(p278)
 盛り上がりつつある時期,つまり,ブームとして爆発する時期までに,ある程度の影響力を持っていれば,爆発的に数は増えるのです。(中略)ブームとして爆発する時期には,「優良な媒体」には自分から登録したいという人が大量に生まれるのです。 ですから,今一番大きくしやすいメディアに大切な時間を投入する,というのが複数メディア攻略の基本です。今でいうならば,それはFacebook。(p295)
 例えば,Facebook,Twitter,ブログ,メルマガと4つのメディアを運営している場合。それぞれのメディアごとに,全く違ったコンテンツ(記事)を投稿しないといけないと思い込んでいる人が,非常に多いのです。 しかし,その必要は全くありません。全く同じコンテンツを投稿しても,何の問題もないのです。なぜかというと,読んでいる人が違うからです。(p296)
 とはいっても寸分違わず「完全に同じもの」を流してはいけないということです。なぜならば(中略)メディアごとの特性,長所・短所があるからです。(p299)
 まずおもしろい情報を発見したり,役に立ちそうな話を思いついたら,Twitterでつぶやきます。同じことに関連して,2つ,3つとつぶやきます。(中略)その3つのツイートを1つの文章にまとめて,Facebookに投稿します。(中略) さらに,文字数をふくらませ,画像を付けられる場合は画像も付けてブログに投稿します。そして,それをリライトして,メルマガを発行します。 このように,同じネタで3回,コンテンツをリサイクルして使うのです。(p301)
 テキスト(文字)→画像(写真)→音声(声)→動画(映像)→リアル。この順に,濃いコミュニケーションが可能になっていきます。(中略)Ustreamの登場によって,それほど高度な技術を使わなくても誰でもちょっと勉強すれば,動画を撮影し,生中継ができる。つまり,自分で「放送局」を持つのと同じ効果が得られるようになりました。(p313)
 Facebookの基本的な戦略ですが,自分のFacebookページにどれだけ長く滞在してもらうか,ということが重要です。(中略)外部リンクを張るということは,お客さんを隣の店に送り込むということです。(中略)どう見てもナンセンスですよね。(p319)
 ただ待っているだけではダメです。自分から行動してください。「受け取る」ことしか考えていない人は,ソーシャルメディアの世界では相手にされません。良い情報をたくさん出す人のところに,良い情報が集まり,人の輪もできてくる。与えたものが何倍にもなって戻ってくるでしょう。(p329)
 本人が心から楽しんで情報発信すると,それがユーザーに伝わります。ユーザーも楽しくなる。楽しいので,毎日チェックして,毎日読んでくれるようになる。あなたも楽しく,読む側も楽しく,読み手から感謝される。 毎日感謝されながら情報発信する。これほど楽しいことはありません。たくさんの人の役に立ち,自分が認められる。これは究極の自己実現といっていいでしょう。(p332)

2016.02.13 長谷川慶太郎 『長谷川慶太郎の大局を読む2016-17 世界はこう激変する』

書名 長谷川慶太郎の大局を読む2016-17 世界はこう激変する
著者 長谷川慶太郎
発行所 李白社
発行年月日 2016.02.29
価格(税別) 1,400円

● 原油価格の下落が止まらない。ぼく的にはというか多くの人にとっては,ガソリンや灯油の価格が下がるわけで,じつにありがたい話なんだけども,元売りやガソリンスタンドの経営者にいわせればとんでもないことかもな。
 実際に大きく円安に振れていくなかで,国内の販売価格が下がっていったわけだから,これが民主党政権時の為替レートのままだったら,ガソリンなんて70円になっていたか。
 もはや中東の地政学的な要因は原油価格を左右する条件ですらなくなっている。その証拠に原油価格は,サウジがイランとの外交関係を断絶した後,上がるどころか,逆に下がっている。(p4)
 逆オイルショックの継続は,言い換えれば,国際カルテルとしてのOPECの機能が失われてしまったということだ。石油で稼げなくなれば中東の産油国はどうなるか。極端にいえば,元の砂漠の国に戻るだけである。もっとも,サウジは原油輸出だけに依存する体質を変えようと原油加工にもいち早く踏み切った。(p58)
● 中国については完全に見切りをつけている感じだ。しかし,中国に何が起きても,日本経済には影響がない。
 中国経済についてはもはやハードクラッシュしかない。問題はハードクラッシュの後で中国企業がデフレ時代に対応して生き延びていけるかどうかということなのである。(p81)
 アメリカのミサイル駆逐艦が人工島の12カイリ以内に入ってきたため,オバマ大統領を見くびっていた習近平主席は仰天したに違いない。習近平主席の面子も丸潰れになってしまった。残り1年ほどの任期になってオバマ大統領もやっと国際政治を動かしている力が何かということがわかってきたのだろう。国際政治ではときには力を誇示する必要があるのだ。(中略) オバマ大統領の決断の背景には,安倍首相による安保関連法の成立があったことも見逃せない。(p86)
 日本についても中国の隣国だから中国経済が崩壊すれば日本経済に悪影響が及ぶという錯覚を世界の投資家が持っているだけだ。(中略)中国のパニックで株価が下がれば,むしろ押し目買いのチャンスなのである。(p5)
● ヨーロッパもダメだ。唯一,ドイツだけは例外だったのだけども,フォルクスワーゲンの重大な不正が露見して,陰りが出てしまった。
 さらに,ISのテロがパリで起こって,観光客が激減。
 ヨーロッパで技術水準の低落と研究開発能力の低下がなぜ起こっているかというと,最大の要因は技術者人材を養成する能力の不足である。たとえばヨーロッパの冶金の専門学科を持つ大学が少ない。(p103)
● ISを作りだしたのはイラク戦争後のアメリカの不手際。
 もしイラクに安定した政権ができて国土全体をきちんと統治できていればISが存在する余地もなかっただろうし,シリアの内戦も長期化せずに収まっただろう。(中略)別の言い方をすると,アメリカのイラク占領統治に問題があったからISが生まれてしまった。(中略)その最大の原因はアメリカが旧イラク軍を解体して軍人を解雇するとともにすべてのバース党員を排除したことだといわれている。バース党員はイラクの行政を動かしていたから,イラクの政権は機能不全に陥ったのだ。(p118)
● では日本はどうか。基本的には問題はないのだけれども,個別に見ていけば課題は山積している。介護(高齢化),保育(少子化),医療,公務員制度改革などなど。
 介護職を担う人は増えるどころか,減っている。というのも給料が低いからで,(中略)全産業の平均よりも約11万円も低い。(中略)裏を返すと,給料が安いから虐待をするような質の悪い人材しか確保できないともいえるだろう。介護施設で入居者に対する虐待が起こるのも介護福祉士を安い給料で長時間働かせているからである。(p161)
 日本経済をさらに活性化させるためには財政支出を徹底的に減らす努力をもっと重ねなくてはならない。その点で第一に挙げられるのが公務員制度改革だ。具体的には公務員の身分保障を剥奪することである。役所で働いている公務員がクビになることもあるというシステムを導入して初めて公務員も民間の会社員と対等になる。(p163)
● 民主党は長期低落傾向。
 経済界に対して賃上げするようにと最も強く圧力をかけているのは労働組合ではなく安倍首相なのは明らかだ。しかも賃上げは労働組合や野党の民主党がいくら強く要求してもなかなか実現しないのに安倍首相がいえばすんなりと通ってしまう。安倍首相の圧力に経済界は弱い。(p171)
 労働組合との関係は民主党がスポンサーとして役に立たないから名目だけのものになってしまった。安保関連法案に対しても労働組合はほとんど反対に動かなかった。したがって今,労働組合は2016年の参院選でも本気で民主党を支援することはできないと判断している。民主党が次の参院選でも大敗するのは間違いない。(p172)
● 対して,安倍首相への評価は高い。
 参院選で勝つにはまず自民党に対する公明党の全面的な協力が不可欠なので,安倍政権も軽減税率に強くこだわった公明党の言い分を丸呑みしたのである。公明党には軽減税率で貸しをつくったのだから参院選ではその借りを返してくれということだ。安倍首相は譲るところと頑張るところのメリハリが効いている。(p176)
 臨時給付金についても,貧しい人だろうが大金持ちだろうが,選挙での一票の価値は同じだから低所得の年金受給者に3万円を配って歓心を買うのは当然だ。言い換えれば,臨時給付金も軽減税率も議会制民主主義におけるコストであって,安倍政権はそのコスト負担を惜しまないということなのである。(p176)
● 東芝問題。
 たとえ東芝が存続したとしても立ち直るまでに15年くらはゆうにかかるだろう。本来なら家電部門も半導体部門もすっぱりと諦めて潰してしまうべきだ。となると数万人規模のリストラを覚悟しなければならないが,それができないのなら経営陣を総入れ替えするしかない。(p181)
 2000年以降,カネボウ,ライブドア,オリンパスなどが株取引や会計処理での問題を引き起こしたが,東芝の粉飾決算の深刻度はそれらの企業の不正をはるかに上回る。だから,粉飾決算を主導した東芝の旧経営陣は全員,刑事訴追を受けて裁判で実刑を科されるのが当たり前だ。 東芝の旧経営陣にそのような厳しい処罰が科されればすべての日本企業の経営陣の気持ちも引き締まる。と同時に日本の企業経営の透明性,合法性も格段と高まっていくだろう。(p182)
● 人手不足が顕在化している。ブラック風評がたってしまうと,お客が減る以上に従業員が集まらなくなる。これが大きな痛手になる。
 訪日外国人の客が増えてホテル側は笑いがとまらないのかというと話はそう簡単ではない。(中略)いちばん苦労しているのがホテルの従業員の確保である。(p186)
 居酒屋業界で目を見張る成長を遂げていたワタミの転機は2008年だった。4月に入社した社員26歳の女性社員が連日の長時間労働を強いられ,同年6月に自殺したのである。2013年に女性社員の遺族が,自殺の原因は安全配慮義務を怠ったワタミにあるとして損害賠償1億5000万円を求めて提訴したのに対し,ワタミ側は裁判で「法的責任はない」と述べて争う姿勢を取った。ところが以後,インターネットの書き込みやマスコミ報道で「従業員に過酷な労働を強いるブラック企業」という風評が立ってしまい,それが客足が遠のく一因となってワタミは赤字に陥ったのだ。しかしワタミにとって客離れ以上に痛かったのはブラック企業というレッテルが貼られてしまい,従業員が集まらなくなったことだ。(p189)
● 雇用問題については,人手不足以前に考えなければならない問題がある。
 私は日本企業のなかで正社員と非正規社員という区別があること自体に問題があると思っている。同一労働同一賃金なら両者の区別は必要ない。(中略)それには日本の企業全体が職務給ベースの賃金体系に移行しなければならないのにもかかわらず,まだほとんど移行できていない。職務給ベースの賃金体系になれば労働者の流動性も高まる。(p194)
 実は日本企業の場合,今でも中間管理職の約9割は不要なのです。なぜなら,本来は不要な業務やセクションが多すぎるからで,不要な業務やセクションをなくして配置換えをすると人手不足もいっぺんに解消してしまいます。(p220)
● その他,ひとつだけ転載。
 「織り込み済み」は市場用語であって,「あてにならない」とか「よくわからない」という意味にほかならない。(p45)

2016年2月17日水曜日

2016.02.11 長谷川慶太郎・小原凡司 『米中激突で中国は敗退する』

書名 米中激突で中国は敗退する
著者 長谷川慶太郎
    小原凡司
発行所 東洋経済新報社
発行年月日 2016.02.18
価格(税別) 1,500円

● 中国の軍事力を分析したもの。
 中国の軍事費の伸びは世界でも突出している。けれども,装備においても,軍人の練度においても,ありていにいえばお粗末を極めている。
 さらに問題なのは,人民解放軍というのは陸海空の間に一体感がなく,陸海空それぞれの内部においても仲が悪く,合同演習ができない。

● かつての中越戦争で,中国はベトナムに完敗した。ポル・ポトを攻撃したベトナムに対して,懲罰と称して56万人をベトナム国境に集結させた。ベトナム軍主力はカンボジアにあって,中国軍に対したのは,いわばベトナムの二軍。
 が,規模においてはるかに小さなこの二軍に対して,中国軍は手を焼くことになる。その理由は,中国軍内部で言語が通じなかったことにある。
 そいういうことも本書では語られている。

● 中国というのは,開放路線以来,急速に経済成長をなしとげ,国家もその果実を公共投資に投じてきた。公共投資というのは,そもそもが無駄を含むものかもしれないけれども,中国の場合はその無駄がやはり突出しているようだ。鬼城と呼ばれる誰も住まないマンション群。空気を運ぶだけの高速鉄道。
 一方で,やらなければならない公共投資が行われていない。環境対策だ。

● 以下にいくつか転載。
 これまでの高度成長持続の成果も,民意を無視し,党幹部の私利私欲,格差拡大の結果によるものであった。当然,腐敗・汚職は各界に蔓延し,人命軽視の事故や災害の多発,大気汚染,水質汚濁など生活環境の汚濁は深刻化こそすれ是正の兆しさえない、国民の生活と健康は無惨にも破壊し尽くされている。(p6)
 実は近代戦争というのは,たしかに兵器の性能は重要であるが,それ以上に重要視すべきは,下級指揮官の補充がきちんとできているか否かが重要になる。その原則をきちっとやり抜いたのはスターリンである。ヒトラーはそれができなかった。(p30)
 中国は文革で士官学校をつぶしたんです。(中略)士官学校が復活するまで,何年空白期があったと思いますか。一五年です。だからいまの中国人民解放軍の将官クラスの人間は大半は基礎教育を受けていないのです。(中略)中国では英語をしゃべれる将官はほとんどいません。全部通訳がつく。それくらい知的レベルで劣っているのです。(p78)
 原子力エンジンと航空母艦というのは切っても切れない関係で,原子力エンジンをつけられない空母は,それだけで死に体なのです。(p92)
 なぜ共産主義国家が勝手に倒れていくかと言うと,鍵は技術革新です。技術革新を推進しようとすれば,絶対に必要な要因が二つある。一つは,自由。自由がなかったら技術革新はできません。もう一つは競争です。ライバルとの自由な競争に晒されることで技術革新が進むのであって,自由な競争のないところでは技術革新は不可能なのです。(p94)
 共産党の一党独裁体制ではソフトランディングはあり得ない。なぜなら,ソフトランディングに成功し民主化が進めば進むほど,共産党の一党独裁体制は必要ないというきわめて明快な結論が出てきてしまうからである。(p128)