2016年7月21日木曜日

2016.07.21 きだてたく 『日本懐かし文房具大全』

書名 日本懐かし文房具大全
著者 きだてたく
発行所 辰巳出版
発行年月日 2016.07.20
価格(税別) 1,200円

● タイトルどおりに懐かしい文房具が並んでいる。「岡本ノート」ってたしかにあった。思いだした。あったよ。
 書道セットや製図セットもね。製図セットは中学校に入って買わせられたんだった。「技術」の授業で使った。ぼくは手先が不器用なもので,書道も製図も苦手だったので,あまりいい思い出はないんだけどね。

● 憧れ大人文具と称して,いくつか紹介されている。パイロットのエリート万年筆は1968年に発売されたのか。ゼブラのシャーボは1977年。
 ぼくはどちらも使ったことがあるけど,1977年の頃は,ボールペンとシャープペンが一緒になったシャーボがたしかに輝いて見えた。高級品の趣があった。

● 三菱鉛筆のuniは「昭和33年,通常の鉛筆が1本10円のところを1本50円で販売」(p27)されたらしい。
 昭和33年で通常の鉛筆が1本10円? だいぶ高かったんだなぁ。当時の10円って今だといくらになる? 百円? もっと?
 鉛筆に限らず,文具って高かったんだよね,昔は。だから,大事に使ったものですよ。

● ほかに,いくつか転載。
 あの頃の文房具メーカーは,子どもたちが何を欲しがっているのか,明確に見抜いていたのだ。(p9)
 ここでいうあの頃とは,少年たちがフラッシャー自転車に夢中になっていた頃だと思う。見抜くというより,見えやすかった時代だよね。
 大人の世界にだって(価値観の)多様性なんて言葉はなかった。当時の文具メーカーが賢かったわけではない。
 (三菱鉛筆は)よく同紋の三菱財閥グループの企業と誤解されがちだが,これは単に眞崎家の家紋なだけで,財閥とは関係ない。むしろ三菱財閥より早く,三菱マークを使い始めているのだ。(p27)
 文房具というのは,子どもの頃に使ったものをずっと愛用される方が多いんです。例えばのり一つとっても,「ヤマト糊じゃないとダメ」というお客様が必ずいらっしゃる。(p123)
 これはね,いるでしょうね,そういう人が。文房具に限った話じゃないな。

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