2016年6月12日日曜日

2016.06.05 清水克衛 『非常識な読書のすすめ』

書名 非常識な読書のすすめ
著者 清水克衛
発行所 現代書林
発行年月日 2012.03.26
価格(税別) 1,400円

● “読書のすすめ”というよりは,生き方を説くというか,人生論というか,そういう本だ。上手く生きていくためのコツを披露している。ときどき,自分の来し方を語る自叙伝的なところもある。
 具体的な方法論を伴わない人生論など豚に喰わせろと思う。本書はその具体的な方法論のところに“読書”を持ってきているというのがミソ。

● 以下にいくつか(というには多すぎる)転載。
 取るに足らないと思われるような小さなことでも,「そんなことをしたって何の意味があるの?」と人から言われるようなことでも,それが引き金になって,予想もしないような大きな結果を生むことは何の不思議でもない,と思うのです。 この「バタフライ効果」は人生でも起こります。(p4)
 自己啓発書を読み続けるお客さんのなかには,どうも「本に依存する人」,さらには「自分のことだけで頭がいっぱいになって,周りが見えなくなってしまい,人間関係にも支障が出ている人」が多いようなのです。(p38)
 本で読んだことは自分で実践して,いろいろやってみて,初めて「自分の答え」が見えるのです。 それなのに,誰かの言葉をそのまんまもらって,カンタンに「自分の答え」にしてしまおうとするから,うまくいかなくなってしまいます。(p46)
 自信がないと,自分で考えたり感じたりせず,外から答えをもらおう,もらおうとするようになります。人から良い話を聞くと,それだけで自分が磨かれているような気になってしまいます。これは危険な兆候です。(p49)
 有名大学に入学し,一流企業に就職すれば,人生はうまくいく--。こんなふうに考えている人が多いようです。でも,本当にそうでしょうか。 この考え方は私から言わせると「思考の自動化」という一種の洗脳された状態です。(p55)
 周囲から非常識だと思われるほど,大好きなことにのめり込める人が,ずば抜けた天才と言われる人たちなのです。(p58)
 どんな道でも,日本一を目指せば,他の分野の日本一を目指している人たちとの出会いが必ず生まれます。逆に言えば,「日本一になる」という心意気で物事にあたらない限り,一流の人とは出会えません。(p77)
 今の時代は物は豊かですが,みんなが平均値と安心を求め,それが常識と言われているために人間も平均化してきています。 しかし,よく考えてみてください。世界は平均値では動いていません。平均的人間が動かしているのではありません。一握りの強力な思考だけで,動いているのです。(p83)
 大きな志に向かって,自分が本気で走っていれば,それは周りにも自然と伝わって,志の高い集団になっていく(中略)渦は,いつだって,自分から始まります。誰かに頼っていては何も起こりません。自分から動くのです。(p90)
 批判はクセになります。批判の回路が頭にできて,その回路が太くなると,なんでもかんでも批判する人になってしまいます。(中略)「批判グセは身につけない」ことです。顔つきも悪くなるし,きっとモテません。いいことなんて,ひとつもありませんよ。(p125)
 「良い本を知ったらすぐに人に教えてあげよう」といつも言っている私ですが,無理強いしても人が人を変えることはできない,人が変わるのは,その人が自分で変わろうと思ったときだけだ,ということは,いつも心に置いています。(p128)
 でも,「どんな本をすすめても人に喜んでもらえるとっておきの方法」があります。みなさんに,コッソリお教えしましょう。それは,あなたが魅力的な人になることです。(p128)
 人は人に支えられています。だから,どんなに自分のことを優先させようとしても,「人のため」という法則を大事にしない限り,仕事も人生も恋愛だってうまくいくはずがありません。(p138)
 江戸しぐさでの「粋か,野暮か」とは,わかりやすく言うと「恰好いいか,恰好悪いか」ということです。人の気持ちや迷惑を顧みずに自分の事情を優先させてしまうとき,その心は野暮です。(p152)
 自分を泣かす,自分を笑かす,自分をびっくりさせる,そうやって自分の感情を自分で動かすと「今,神の声が聞こえたんじゃないか!?」というくらい良いひらめきがやってくることがあります。(p156)
 快楽も苦痛もただのデータだと受け止められれば,心が動じることはありません。(p195)

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