2016年5月29日日曜日

2016.05.29 高橋政史 『頭がいい人はなぜ,方眼ノートを使うのか?』

書名 頭がいい人はなぜ,方眼ノートを使うのか?
著者 高橋政史
発行所 かんき出版
発行年月日 2014.05.22
価格(税別) 1,400円

● この本は最初の20ページ「はじめに」だけを読めば,本文は読まないで捨ててしまってもいいかもしれない。
 その「はじめに」に何が書いてあるのかというと,次の7つのうち,1つでも該当するのであれば,そのノートは「能力にフタをする」ノートだから,すぐに見直せ,ということ。その7つとは次のとおり。
 ① 見返す気力を奪う「きたないノート」
 ② A6以下,メモ帳サイズなど「小さいノート」
 ③ 4色以上ペンを使う「カラフルなノート」
 ④ 黒板・ホワイトボード丸写しの「コピペノート」
 ⑤ あれもこれも書き込む「メタボなノート」
 ⑥ 余白のないギューギューの「すし詰めノート」
 ⑦ 図,表,絵,グラフのない「文字だけノート」

● ぼくはダイスキン(今はジークエンスのポケットサイズ)をメインに使っているので,当然にして②に該当する。①と⑦にも該当だな。
 3つも能力にフタをしていることになる。

● で,A4以上の方眼ノートを使えというわけだけども,そう言われて,そうかぁ,方眼を使えばいいのかぁ,と思ってしまうのは,「頭がいい人」の中にはあまりいないんじゃないかと思う。

● それ以前に,学校を卒業して社会人になると,ノートなど使わなくなるのが最も多いパターンではないか。手帳すら持っていない人もいるもんね。
 どんなノートであれ,ノートを使っている人って,それだけで少数派だ。が,仕事ぶりにおいてその少数派が多数派より優れていると言えるかどうか。にわかに判断しがたい。

● 本文の中からもいくつか転載しておこう。
 学生のノートでは,知識や情報を「蓄える」機能が高く求められます。一方,社会人のノートは,一定の時間までにある成果を導き出すノートでなければなりません。そのためには,必要な情報を不必要な情報をすばやく見きわめ,取捨選択する。社会人のノートでは,「捨てる」機能が重要視されているわけです。(p58)
 彼ら(外資系コンサルタント)の多くはMBAホルダーであり大学院で博士号を取得している,非常に質の高い教育を受けてきた人たちです。その彼らでさえ,上司から,「その意見は,そんな事実に基づいて言っているのか」「ファクト! ファクト! ファクト!」と日々指摘を受け,鍛えられていきます。(p173)
 「事実」とは数値やデータを指すと考えている人もいるでしょうが,いちばんたしかな事実は,「自分の眼で見る」こと。(中略)ネットが発達した現在だからこそ,あなたが「自分の眼で見た」事実,あなたが「自分で感じとった」事実の価値がいっそう重要視されています。(p178)
 あいまいさを避け,わかりやすく正確に書くには,「見える! 言葉」を使って書くことが大事です。「見える! 言葉」とは,その言葉を目にした瞬間,具体的なイメージが浮かぶ言葉を言い,具体的には,「固有名詞・数詞・動詞」などをさします。(p180)
 トヨタやマッキンゼーでは,「なぜ5回」を問うことが徹底されることは有名です。「なぜ? なぜ? なぜ? なぜ? なぜ?」と「なぜ5回」で掘り下げて考えていくと,表面的には別々に見える問題も,根っこにある問題(原因)は同じであるとわかってくるのです。 そこまで掘り下げれば,そのたった1つの根本原因を解決すれば,いくつもの問題がキレイに解決してしまいます。(p182)

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