2016年5月22日日曜日

2016.05.22 平野勝之 『旅用自転車 ランドナー読本』

書名 旅用自転車 ランドナー読本
著者 平野勝之
発行所 山と渓谷社
発行年月日 2010.04.15
価格(税別) 1,800円

● 昨年6月に一度目を通している。ので,今回は再読。
 ランドナーを手に入れてツーリングに出てみたいと思っているわけではなく,著者の“ランドナー愛”のあり様というか,その深さというか,それがわずか1年前なのに,妙に懐かしく思いだされた。

● で,それを再度味わってみよう,と。その欲求は満たされた。しみじみと満足した。

● 以下にいくつか転載。前回に転載したところもあるけれども,再度の転載をいとわないことにする。
 じゃあ,立派な機材を揃えれば,もっと面白い旅ができたのか? 僕はそう思わない。この「矛盾」が「贅沢」へと進化していくから,人生や旅は面白くなるのである。(p2)
 しょせんは,「遊び」なのである。結局は「不便」で「非効率」で「しんどい」のが自転車旅の正体だ。しかし,それをちっぽけな知恵と工夫で乗りきるからこそ,面白さが生まれる。「遊び」だからこそオリジナリティと真剣さが必要なんだと思う。人から教えられないとできないとか,誰かについていったりする「遊び」が,面白いわけないじゃないか。(P3)
 大切に扱われたツーリング車は,長い時間をかけて人生を刻み,その姿は次第に威厳を放ち,まるで「生き物」のような姿となり,その持ち主を無言で語りだす。(p36)
 手入れを知らない,めんどうだと思う方は革サドルはやめたほうがいい。自分のケツくらい,自分で手入れをしたいものだ。(p45)
 「視覚」は重要だ。「スタイル」は機能なのである。そこから「精神」が生まれ,旅の哲学が生まれる。(p48)
 世の中は頑張る人が好きだ。頑張るのは普段の仕事くらいでいいじゃないか。頑張りたくないから,僕は自転車で旅に出る。集団で走るのも,僕は苦手だ。(p88)
 そりゃ,峠の上りでひいひい言ったりしているわけだから,苦しいんだけど,頑張ってるつもりはない。雨や向かい風もつらいけど,「不便=自由」を楽しみに来ているので,とくに苦にはならない。(p89)
 (北海道で)幹線道路を外れ,できるだけ道道やマイナーな道をのんびり走る。不思議なことに,国道を外れると,一度もサイクリストに出会ったことがない。おかげで,こんな素晴らしい風景を独り占めだ。(p90)

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