2016年3月21日月曜日

2016.03.12 中村将人 『今日が「最後の1日」だとしたら,今の仕事で良かったですか?』

書名 今日が「最後の1日」だとしたら,今の仕事で良かったですか?
著者 中村将人
発行所 経済界
発行年月日 2011.11.07
価格(税別) 1,400円

● タイトルの問いにYesと答えられる人の割合は10%? 5%? 1%? もっと少ないかもしれない。

● ただ,それは仕事の選択を誤ったからだとは限らないところがあるでしょうね。どんな仕事でも,その仕事に就いたあとにその仕事を手なずける,馴染む,その仕事に潜りこむという作業が必要になる。
 初期にその努力をしたかしなかったか。これもけっこう大きいような気がする。

● 仕事に好かれなければならない。そのためには,まず自分が仕事を好きにならなければならない。その仕事が自分に合うかどうか,社会的にどれほど役に立つのか,そんな勝手な判断をする前に,好きになる努力をしたかどうか。
 ちなみに,ぼくはその努力をするってことにまったく思いが及ばなかった大馬鹿者だったので,ずっと仕事に好かれないままだった。

● 以下にいくつか転載。
 みなさんが「本当にやりたいこと」を考える際には,今着けている鎧を一度はずしてから考えてください。みなさんが置かれているさまざまな問題を気にしたままでは,考えるにしても制約だらけになってしまい,いずれ考えることをやめてしまうでしょう。(p60)
 どうやったら今の会社に勤めながらも,自分の人生を充実させられるのでしょうか? この問題の答えは,「シンクロ率を上げる」ことこそが一番の方法だと思っています。では,シンクロ率を上げる,とは一体どういうことなのか? 簡単に言えば,仕事と夢(やりたいこと)との共通点を見つけ,その2つをできるだけ近づけていく,そして重なる部分をとにかく増やしていく=つまりシンクロ(重ね)させていく,ということです。 「今の仕事を自分事としてとらえてみる」というのも1つの方法として有効です。営業職や事務職で働く会社員の方であれば,将来自分がその会社の経営者になることを約束されていると考えてみてください。(p109)
 結局は99%の人と違う方向に行ける勇気ある人だけが,勇気に見合った富を築いていく(p116)
 人間は,見たものや知ったもの以外をほしがることは不可能です。知らないことは,その人にとって存在していないことと同じなのですから。(p120)
 「おれ・・・・・・,営業に向いてないのかなぁ・・・・・・。もうダメかもなぁ」などと考えながら,公園のベンチでボーッと過ごしていると,先ほどかなりの勢いで断られたばかりの会社に,なんなく入ってしまう人を偶然見かけたのです。 「こんちわ~,毎度どうも~,○○急便で~す!」(中略)これはもしかして,「毎度~○○で~す!」と言って入っていけば,むげに断られることはないのかも知れない。そう思った私は,それからと言うものの,「毎度~」と言って飛び込み営業を続けていくことにしたのです。 その結果,契約数がドンドン伸び,1年が経過するころには全国の同期の中でもっとも早く昇進の話をいただけるようになっていったのです。(p134)
 私自身も過去に4億円もの借金を抱えたことがあります。生きていても仕方がないのか? と考えたこともあり,本当に地獄の苦しみを味わいました。しかし,結果的に私は4億円の借金があっても死にませんでした。(中略)しかし,3000万円の借金を抱えていた不動産屋さんは自ら命を絶ってしまいました。 この違いは一体何なのでしょう?(中略)その違いとは,「最終的に成功していく人というのは,どんなにドン底にいる状態であったとしても,それでもなんとかデキルと思っている人」なのです。(p152)
 「お金がないから,やりたいことができない,というのはウソなのです」 ただし,そのお金を調達するために必要になってくるのが,その事業に対する当事者の「情熱」になってくるのです。(p160)
 人生において「やりたくないこと」をやり続けるということはマイナスでしかない(p186)
 菅野(藍)さんは明治41年生まれの102歳のおばあちゃんですが,現在1人暮らしでごはんも自分でつくって毎日きちんと食べているそうです。この菅野さん,50歳のときに始めた書道を今でも続けていて,すでにこの道52年の大ベテラン。今現在では70代・80代のお弟子さん数十人が通っている書道教室の師範なのです。(中略)菅野さんのお話を聞いて50代で「やりたいこと」に気がつく人も充分に早いと感じることができたのです。恐れるべきは我々が勝手につくりあげている固定観念のほうなのかも知れません。(p190)
 国税庁の調査によると,年収1000万円以上の人の割合は,日本の全人口のたった5%だそうです。(中略)「いいね」と思ったことをすぐに実行できる人の割合も,じつは同じくたったの5%なんです。(p200)
 その時々の常識が変われば,人の命の行方さえも変わってしまう。それが常識の本当のところです。じつにフラジャイル(=壊れやすく不安定)なものだと思うのです。私たちは大抵,こういった「常識」というフラジャイルなものに毒されてしまっているのです。(中略)生きている間に成功し,最後の1日に素敵な人生だったと感じる人になるためには,「いつでも常識を疑ってかからなければならない」ということです。珍しいモノやコトを生み出すことで,希少性を発揮します。その結果あなたの生み出すモノに世の中の需要が集中し,あなたはおのずと成功していく人になっていくのです。(p204)
 まだ「やりたいこと」が見つかっていない人,または,キッカケさえもみつけられないという人においては,目の前のことを今,できるだけのスピードで取り組んでみてもらいたいのです。(中略)人間は単に「早くやる」ということを意識するだけで確実にモチベーションが上がり,仕事に対するやる気も上がっていくものなのです。(p219)
 「もう今年で40歳,せめて10年前の30歳のあのころに戻れたらなぁ・・・・・・」 こういうセリフを耳にすると,人はつくづく失ったものを数えたがる生き物だなぁと痛感します。(中略)しかし,これは50歳になっても,60歳になっても同じように思うことなのです。自分が今まさに立っている今日が,10年後の「あのころ」だとはなかなか気づかないものなのです。(p222)
 人は,弱い生き物です。自分1人のためだと思う目的だと,なかなか持っている以上の力を発揮することはできないものなのです。あなたの頑張りが他の多くの人の助けになると感じたとき,あなたは,あなた自身でも信じられないくらいの力を発揮することがあります。(p226)
 フォード自動車の創始者ヘンリー・フォードは成功するまでに5回破産し,ウォルト・ディズニーは,務めていた新聞社をクビになり,何度となく破産。俳優のハリソン・フォードは,高校時代にいじめられ,駆け出しのことには才能がないと言われ,第16代アメリカ合衆国大統領エイブラハム・リンカーンは,何度も選挙に落選している。みなさんなかなかのカッコ悪さを経験していると思うのです。(p231)

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