2016年3月10日木曜日

2016.03.06 番外:GOETHE 2016.4月号(創刊10周年特別記念号)-究極の贅沢と成功の因果関係

編者 二本柳陵介
発行所 幻冬舎
発売年月日 2016.04.01
価格(税別) 741円

● 今月号の「GOETHE」に登場している人たちは,いわゆる成功者。青年実業家というかね,志のある青年実業家。
 だけども,成功者であり続けることはかなり難しいことだ。10年後,彼らがどうなっているかは誰もわからない。“まさか”という坂がいつ彼らを襲うか,神のみぞ知る。

● が,いったんではあっても“成功者”に登りつめたっていうのは,大したものだよ。たいていの人にはできないことだから。
 もちろん,ぼくなんかでは及びもつかない。

● その彼らの発言からいくつか転載。
 出会いに臆するな。(中江康人 p70)
 文化を支援するという“遊び方”が,もっと広まればいいと思う。(石川康晴 75)
 印象派などの近代美術は,ひと目で美しいと感じますが,現代アートは一見,よく分からないものが多い。見えた目を楽しむだけじゃなく,その裏にある概念にも着目するものだからです。つまり,観る側がクリエイティヴィティを働かせて,あれこれ考え妄想してこそ面白さが立ち上がる。(石川康晴 75)
 「必要」を満たすだけの生活で,何かデカいことが起こる可能性は低い。規格外の成功者が見ている世界は,「必要な限度を超えた」場所にこそある。(p81)
 クラシックカーのリスクをわかりつつ,それにかまけることができる本物志向の大人たちがいるんです。57歳のぼくが,「ああなりたい」と憧れるかっこいいジジイが。(東儀秀樹 p85)
● キングジムの宮本彰社長の取材記事から。
 こういう市場(「ポータブック」)なら1割どころか,数パーセントの人の心に刺さればいい。(p156)
 確かに大手企業は,市場が縮み始めると商品開発をしなくなりますよね。代わりに,伸びている市場ばかり狙う。でも,伸びている市場は競争が激しいと思うんですよ。(p157)
● この雑誌のエッジのひとつは,巻末の郷ひろみの連載エッセイだろう。本人が書いているのか,本人の話を別の人が文章にしているのかはわからないけれど(どっちだっていい),たしかに面白いのだ。
 郷ひろみが郷ひろみになり得た所以は,彼の徹底した負けず嫌いと凝り性にあるのかもしれない。たぶん,それだけではないはずだけど。

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