2016年3月10日木曜日

2016.03.04 小山薫堂 『明日は心でできている』

書名 明日は心でできている
著者 小山薫堂
発行所 PHP文庫
発行年月日 2016.02.15(単行本:2009.01)
価格(税別) 640円

● 箴言集ではないけれども,それに近い短文集。サラッと読めるし,読み終えると自分が賢くなったような気分になれるというお得な本。
 その気分というのはもちろん錯覚に決まっている。でも,ここは考えようで,学者が自分の専門分野の論文を読むとか,ビジネスマンが自分が担当している仕事の参考書を読むのはべつとして,たいていの読書って,錯覚抜きには成り立たないのではあるまいか。
 上手に錯覚させてくれる本がいい本だ,という命題が成立しそうな気もする。

● ともあれ,そういう本から引用するのも何だかなと思いながらも,いくつかを以下に転載。
 「得意じゃないな」と思ったものには,手を出さない。得意じゃないことで悩むのは意味がないから。(p25)
 人をどう喜ばせるか,感動させるか,ハッピーにするか・・・・・・。それが仕事の原点。つまり仕事とは相手を幸せにするためのサービスなんだと思います。(p33)
 そんなふうに「あ,自分って優しい人だな」って思える瞬間を意識的に作る。そのうち本当にいい人になって神様が味方してくれるようになる気がします。つまり運がよくなるんです。(p39)
 最初のアイデアといのはやっぱり,絞り出すものよりも降りてくるものだと思います。ただ,それを形にする,そのアイデアを商品にするには,悶絶しながら考えなきゃけないと思うんですけど。(p45)
 サプライズにコツがあるとすれば,自分をプレゼント体質にすることから始まると思います。僕は日々,無意識のうちに誰かへのプレゼントを探しています。(p78)
 なにか新しいものを産み出そうというときは,逆にさまざまな情報を遮断した状態で発想するようにしています。最新からは最新のものは創れない。(p89)
 恥なんて,かいたとしても一瞬です。「今日はどんな恥をかいてやろうか」 それくらいの気持ちで毎日を過ごしていたら,いまよりもずっと面白いことが起きるようになると思います。(p103)
 「いろんなエピソードであふれたものにしよう」 そう決めたときから,僕の人生が変わり始めたような気がします。なにかしようとするとき,僕は自分に問いかけます。それって後々エピソードになる? 別に大きなことじゃなくていいんです。(p135)
 最近出会ってハッとした名言があります。日本最高峰のセレクトショップ「ビームス」の設楽社長の言葉です。努力は夢中に勝てない。(p154)

0 件のコメント:

コメントを投稿