2016年1月8日金曜日

2016.01.08 アンジェデザイン室 『カメラ手帖』

書名 カメラ手帖
制作 アンジェデザイン室
発行所 アンジェ
発行年月日 2012.09.20
価格(税別) 477円

● 文具を中心とする雑貨のセレクトショップ,ANGERSが作成した。書籍というよりは冊子。デジカメではなく,銀塩カメラ,それも比較的コンパクトなカメラを被写体にした写真集。
 とはいえ,女性モデルを合わせないと絵(写真)にならない。

● レトロな色合いを出している。レトロ=環境配慮=知的=手作り生活,といった一連の連想が働くんですかね。
 昔のものって,環境に与える負荷は大きいと思うんですけどね。カメラだってデジタルで撮って現像しないでスマホやパソコンで見るほうが,紙に焼くよりずっとエコ。特有の薬品も使わなくてすむわけだし。

● 「似たり寄ったりなデザインのデジタルカメラとは違い,機能的,技術的にきちんと考えられつつも,ひとつずつが独特の表情を持つフィルムカメラのデザインに惹かれるようになった」とある。
 デジタルカメラになってから,カメラのデザインが似たり寄ったりになったとは思わないんだけどなぁ。

● 経済学でいう貯蓄のパラドックスのようなものが,社会生活にもあるんだと思う。個々の人がたとえば自然の中で暮らしたいと思い,そのように行動し,そうする人が次から次へと登場すると,社会全体としてはかえって自然から遠ざかってしまうというようなこと。
 フィルムカメラにこだわる人がごく少ないうちは,ま,趣味だからね,ですむけれど,これがひとつの潮流になってしまうと,また別の問題が出そうだな。

● もちろん,そういう潮流は現れる道理がないわけだけど。
 ある意味,目立ちたがり,自分は人とは違うもんね,を満足させる趣味。それが潮流になってしまったら,そういう趣味として成立しなくなってしまうしね。

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