2015年12月31日木曜日

2015.12.31 石川悟司 『ノートは表だけ使いなさい』

書名 ノートは表だけ使いなさい
著者 石川悟司
発行所 フォレスト出版
発行年月日 2009.03.29
価格(税別) 1,300円

● 著者はマルマンで“ニーモシネ”ブランド(のノートやメモ帳)を企画,育成してきた人らしい。
 ノート愛の人なのだろう。

● 本書の内容はタイトルにはあまり絡まない。ノート,メモは第二の脳であり,即時筆記が大事だと説く。著者自身も断っているけれど,目新しいところは特にないかもしれない。原理原則が述べられる。
 ただし,これまた著者が言っているけれども,実行している人はそんなにいないわけだ。

● 以下にいくつか転載。
 情報を得た時点で,情報の重要性を判断することはやめましょう。とにかく保存だけはしておく。この方法が,有益な情報を逃すリスクを低減させます。情報の内容を吟味し,取捨選択することはいつでもできる作業です。(p33)
 忘れた頃に必要となる。本当,自分でも嫌になりますが,情報とはそんなものです。(p35)
 「あの人は頭がいい」「あいつは切れ者だ」と言われるライバルに対抗するなら,徹底的にメモをとり,頭の中をクリアにすることをおすすめします。どんなに優れた頭脳も,メモやノートの威力には勝てません。(p37)
 メモとは頭の中の情報を紙に取り出したものです。脳内イメージをダイレクトに表現するなら,やはり手書きに限ります。(中略)書いているうちに発想がどんどん広がっていくというのも手書きの魅力です。(p58)
 脳内にある情報の鮮度と精度を保ったまま紙に取り出すには,自由な表現力が不可欠です。感情や感性が赴くままに,スラスラと紙の上にペンを走らせる感触が必要なのです。(p61)
 鮮度と精度を高めるには,メモをとるタイミングが一番重要です。見たり聞いたりした瞬間にメモをとる。これに勝る方法はありません。(p78)
 世間では「メモにはキーワードだけ書く」という方法が推奨されていますが,原則として私は反対です。速さと完成度を高めるには,可能な限り原型のまま書き留める必要があります。(p78)
 相手がメモをとらないなら,こちらがフォローしましょう。自分自身にメモをとる習慣があれば,相手のためにメモをとるくらいたいした手間ではありません。それだけのことでレスポンス率が上がり,自分の仕事がスムーズに進むのですから,どんどん実践すべきです。(p108)
 企画というと(中略)大きな紙を広げる人もいますが,私の経験ではなかなかうまくいきません。大きな紙を広げて「企画を考えよう」という姿勢を整えた途端に,発想が狭くなってしまうこともあります。日常でしか思いつけないことは,普段から小さなメモにとっておくしかありません。(p135)
 クリエイティブな活動をする際,視点を動かすことが非常に大切です。(中略)しかし,その切り替えを頭の中だけで行うのは,相当むずかしいものです。そんなとき,目の前に一枚のメモがあれば,簡単に視点を変えられます。(中略)自分の脳は一つだけですが,メモやノートによって脳内の情報を取り出しておけば,目の前に別の脳が広がっていきます。(p154)
 「いつかやればいい仕事」なら,「やらなくてもいい仕事」と変わりません。(p173)

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