2015年12月23日水曜日

2015.12.22 和田秀樹 『一生ボケない脳をつくる77の習慣』

書名 一生ボケない脳をつくる77の習慣
著者 和田秀樹
発行所 ディスカバー21
発行年月日 2014.02.20
価格(税別) 1,300円

● こういうタイトルの本を見ると,無視できない年齢になってきた。

● 人が老いを自覚するのは,物覚えが悪くなった,階段を昇るのがしんどくなった,といった記憶や運動に関するところから。
 が,そういうものは側頭葉や頭頂用の作用であって,じつはもっと重要なものがあるという。感情とそれを司る前頭葉の老化だ。
 人間は,“思わぬところ”から,思わぬほど早い時期から老化が始まり,しかもそれを放っておくと体も見た目も老けてゆき,ボケまで始まってしまうので要注意です。 この“思わぬところ”とは--「感情」です。感情は40代頃から老化し始めるのです。(p1)
 前頭葉の鍛錬にあたって,特に意識しておきたいことがあります。それは,「入力(インプット)系より出力(アウトプット)系が肝心」ということです。(p4)
 記憶より想起の方が大事だということ。

● ほかにも,いくつか転載。
 多くの人は日常,「考えて文章を書く」という機会はほとんどないのではないでしょうか。仕事の予定を手帳に書き込む,会議の要点をノートに記録する,電話の内容をメモする--これらはあくまで書き「入れる」作業であり,記憶や考えを書き「出す」作業とは一線を画します。(p45)
 「脳」というのは,他人とのネットワークから大きな快感を覚え,より活性化するもの。逆にいえば,無口になって人と話さなくなった生活,ブログやFBなども利用せずこれまでの枠を出ない付き合いしかしなくなってしまった生活のなかでは,脳はしょぼくれ,どんどん縮んでいってしまいます。(p47)
 知識や情報もため込むだけため込んで「使わない・出さない」でいれば何の役にも立たないように,お金も「貯める」ためではなく「遣う」「出す」ためにあるのです。(中略)お金の遣い方には,人それぞれの表現力やオリジナリティが如実に現れてきます。(p51)
 中高年以降の「勉強」はいかに入力の割合を下げるか--そこがポイントになります。(p57)
 「数学オリンピックの優勝者は数学者としては大成しない」と言われますが,数学オリンピックのように「解く力」を競うところで長けていても「問題をつくれる力」がなければダメ(p139)
 この「円満な生活」というのは,前頭葉への刺激も少ないため「ボケる」リスクが高いのです。(p141)
 脳のアンチエイジングを目指すなら,人付き合いへの「投資」は必須と心得ましょう。(p155)
 健康オタクも不調自慢も,「健康」くらいしか関心事がないということ,それだけ脳に刺激のない人たちということで共通していますが,そんなことをやっているヒマがあるのなら,新たに興味の持てることを探し,一所懸命になることです。そうすることで脳が喜び,むしろ真の健康を得ることができるはずです。(p183)
 アマチュアは自分の欠点を補おうとするが,プロは欠点に目をつぶっても自分のよさを伸ばしていこうとする--といいますが,実はそこが,人を惹きつけるプロと,どんなにうまくてもあまりオーラを感じさせないアマとの違いなのです。前頭葉が衰える年代になったら「ベストアマよりプロ的な何か」を目指したいものです。(p187)
 スキルやテクニックにはまりやすいのも,前頭葉が老化したときに現れやすい傾向のひとつですが,それであればなおさら,スキルやテクニックなどは二の次にして,「上手になる」より「好きなようにやる」ことを目指したほうがよいのです。(p191)

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