2015年10月20日火曜日

2015.10.17 恵文社一乗寺店 『本屋の窓からのぞいた京都』

書名 本屋の窓からのぞいた京都
著者 恵文社一乗寺店
発行所 毎日コミュニケーションズ
発行年月日 2010.11.01
価格(税別) 1,500円

● たいへんユニークな京都案内。本書に出てくるフレーズを使えば,「京野菜ではなく京都の野菜」を紹介してくれる。
 観光客が食べる京料理ではなく,京都の人たちが普段食べているものを紹介するような趣。

● で,こういう京都案内が読みたかったのだよ,と思いながら読み進めていった。

● 高野文子『るきさん』が紹介されている。恵文社一乗寺店お勧めのマンガ。文庫(ちくま文庫)にもなっている。たぶん,間違いなく読むことになると思う。

● 以下にいくつか転載。
 芸術作品を理解するときの最大の障害は,わかりたいという欲求である(ブルーノ・ムナーリ p18)
 当たり前のことだが,本を読んでも腹は膨れない。だからこそ食の本は実用的であってはならないのだと思う。(p20)
 その昔はきちんと役に立っていたのに,今では何に使っていいのかわからないものを生活の中に取り入れるのは,なかなか悪くない。それは,実用的価値のないものに,美的価値やまた別の実用的価値を見いだすとう,いわば感覚的な訓練になるのだ。(p54)
 手に触れ,味わい,楽しむことでその文化を感覚的に体験することが,ときに膨大な情報や知識を得る以上の,実感というものを与えてくれることもある。(p64)
 食べるということに,味覚以上の愉しみを見出した“発見”こそが,我々を文化的たらしめている要素のひとつである。(p86)

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