2015年9月14日月曜日

2015.09.12 プロギャンブラーのぶき 『ギャンブルだけで世界6周』

書名 ギャンブルだけで世界6周
著者 プロギャンブラーのぶき
発行所 幻冬舎文庫
発行年月日 2015.06.10
価格(税別) 600円

● ラスベガスを根城にして,カジノを渡り歩く。その費用はカジノの勝ち金だ。こういう人もいるのだということにまず驚く。

● どういう人なのか。
 他人から見てかっちょいいかなど,どうでもよい。僕から見て,僕がかっちょいいかが大事。それのみが人生の正解。(p21)
 今後,日本の重要な文化財になるようなふすまである。僕は,誰よりも真剣にふすまを拭いた。ふすまを拭くことに人生をかけているように,勝負をしているがごとく真剣に。 そのふすまを真剣に拭く姿勢を見て,千住画伯が僕をとても気に入ってくださった。(中略) それから9ヶ月間,休みなく1日13時間は働いた。(p108)
 僕の毎日がとてもエキサイティングで楽しすぎる。すごくハイテンションに生きている。友達には「ナチュラル・ハイ」or「キメてるべ?」って言われていたし。オーストラリアでマクドナルドにいる僕へ,売人から「ドラッグしているっしょ?」って言われるほど,ハイテンションに生きている。 ひとりでマリファナやっても何も変わらなかった。(p208)
 こういう人。常時,ハイテンションの人らしい。

● ギャンブルについての格言をいくつか。
 カジノは,州や政府へ税金をたっぷり支払っている。そのため州や政府はカジノの運営にプラスな法律を創り上げていく。(p44)
 プロになってわかったことだけど,「ディーラーに強弱などなく,みんな強い」。(p50)
 カジノ側はトランプを配ってくれるディーラー役に対し,どういうふうに配るべきかを指示している。しかし,自己中なアメリカ人は,その指導に基づいて仕事をしていない人も多い。とても適当な国民性だ。(p51)
 マフィアと聞くと,みんな怖がるかと思う。けど,「マフィアが仕切っていた時代のほうが,ラスベガスの治安は良かった」とよく聞いた。雰囲気も大人の社交場で良かったとも聞く。(p61)
 勝負する前に,勝負が見えていないから勝てない。カジノの扉を開けたときに,どれくらい勝てるのか見定められる。それがプロだ。(p103)
 先に決めておかないと,万一が起こったときに考えている時間が長いだけ,やられる可能性が高まる。これはギャンブルも旅も人生もすべて,一緒。(p115)
 カジノで勝負しているときは,自分の勝つ設定通りに従えばいい。勝利ロボットと化すだけ。その勝つ設定を創り上げる準備のほうが,真の勝負と化すし,読むのがとても難しいもの。(p128)
 勝負をしているとき,お金を賭けに行くタイミング,賭ける金額を常にベストにしないと,ダメなのです。それがベストな答えから1秒でも,1円でもミスるなら,ギャンブラーとしては終焉を迎えていくんす(p211)
 ヨーロッパに初陣して1時間くらい経って,気付けたことあり。誰も勝負から降りない。いや,降りる能力がない。(p213)
 プロは一発を狙わない。プロは安定してコツコツとした勝ちを求める。つまり,ギャンブル波を減らすのがプロ。行き着く先は同じ勝ち金額としても,「まれに大きな勝ちという狙い」だと,ギャンブル波が偏ったときに破産してしまう。実力があろうとも,ギャンブル波というのは容赦などしてくれない。(p216)
● ほかに,いくつか転載。
 けれど,「ホームレスを見下す視点」を持っているなら,伸びしろが限定されてしまう。ホームレスから学ぶことができない器となるから。自分より下と思う人からは,学べない器となるから。子供からだって,学ぶことはいっぱいある。(p79)
 プライドはいつも器を小さくする。(p93)
 いろんな一流の方とお話しして,相手の分野では月とすっぽんでも,ギャンブルならカジノで追い出され,一線で勝負している僕のほうが上。別にへりくだって話す必要性がないことを知った。(p111)
 パレード側が投げてくれるものは,価値がないものばかり。メインはプラスチック製のおもちゃのネックレスやコイン。でもね♪ みんなね,宝物でも,もらえるがごとくに,「くれ~,くれ~」と両手広げて,大絶叫する。(中略)日本人だと,もらえるものの内容によって,絶叫度を変えちゃう。「クール」と思いがちだけど,英語の「クール」の真意とは「こっちのアホなノリできる」ことを指す。多くの日本人には足りない「クール」さ。(p121)
 僕は殺人発生率=悪い人間率=治安の悪さと数値で把握しにいく。訪れた方が「治安の良し悪しをなんと言おう」が,数値は現実を表してくれる。短期間ステイした他人の意見に左右されたら,それは狭すぎる視点。旅も勝負もミスとなり,敗因だ。(p149)
 世の中,常識にとらわれず,賢い奴が勝つ。(p209)
● ブログの文章をそのまま本にしたんだろうか。上に転載したとおり,変わった文章だ。

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