2015年8月17日月曜日

2015.08.12 リチャード・L・ブラント 『グーグルが描く未来』

書名 グーグルが描く未来
著者 リチャード・L・ブラント
訳者 土方奈美
発行所 武田ランダムハウスジャパン
発行年月日 2010.07.14
価格(税別) 1,700円

● グーグルを素描した本はいくつも出ていて,ぼくも何冊か読んでいるけれども,本書もその中の1冊。相手は巨大かつ複雑なIT企業の代名詞。それを取材しながらまとめていくのは,膨大な手間暇を強いられる作業になるだろう。よくまとめたものだと思う。
 が,類書に比べると,比較的おとなしい内容のように思えた。それでいいのかもしれないのだが。

● 以下にいくつか転載。
 ペイジランクだけがグーグルが優位に立った原因ではない。成功するベンチャーには,常に幸運という要素がからんでいる。ラリーとサーゲイもそうだった。たとえば,二人は市場の大きな空白に足を踏み入れ,思い上がりや,いちずな思い込みによって勢いを得た。(p99)
 ラリーとサーゲイは,ネット利用者が何を嫌うか,よく知っていた。検索結果を装った広告,目ざわりなポップアップ広告,ごちゃごちゃしてうるさいウェブサイトなどだ。そういったものを表示することは,ユーザーの利益にはならない。(p104)
 本当のところ,ネットユーザーの多くは驚くほどプライバシーには無頓着で,自らを守る努力などほとんどしない。それでもサービスを提供する会社には保護を求め,プライバシー保護論者には自分たちの代わりに闘ってほしいと求める。(p191)

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