2015年7月28日火曜日

2015.07.26 立花岳志 『ノマドワーカーという生き方』

書名 ノマドワーカーという生き方
著者 立花岳志
発行所 東洋経済新報社
発行年月日 2012.06.14
価格(税別) 1,500円

● 副題は「場所を選ばず 雇われないで働く人の 戦略と習慣」となっているけれど,内容は読まれるブログの作り方。

● まず,著者の自己分析。 
 子供の頃から対人コミュニケーションが得意で,学生時代にはずっとバーテンダーやウェイターの仕事をしていたこともあり,営業としてバリバリ仕事をして会社に貢献しました。(p26)
 僕は独立志向が強く一匹狼的な生きかたを好む傾向にあるので,「面倒見の良い上司」がうまく務まりませんでした。部下の気持ちがわからないのです。 そして文章を書いたり自己表現することが好きな人間は自己承認欲求が強いですから,部下から陰口を言われたりすると深く傷つきます。(p28)
 僕は体重が190㎝あり,日本人としては非常に背が高い方ですが,学生時代70㎏前後だった体重が,37~38歳では105㎏まで激増してしまいました。学生時代は長身を活かしてモデルのアルバイトをしたりもしていて,自分の見た目に自信があったのですが,あっという間にその体型と,それに伴って自信も失ってしまいました。(p32)
● 「子供の頃から対人コミュニケーションが得意」だったというあたりに,秘訣がありそうな気がする。
 バリバリ仕事もするタイプで,小企業ではあっても,次期社長を打診されていたらしい。当事者意識をキチッと持って事にあたれる人なのだろう。
 読まれるブログを作るための要件というと,まずこのあたりではあるまいか。つまり,リアルでもきちんとやれる人であること。

● 以下にいくつか転載。
 ブログを始めるにあたり,一番最初に決めるべきなのは,「ブログのミッション」だと思っています。(中略) 僕の場合は「人生を劇的に変化させるためのきっかけにする」というミッションを与えました。(p37)
 「何か重要なことを始める時は,『何をやめるか』とセットで決める」ことが大切です。僕の場合,ブログをスタートする時に「これをやめる」と決めたのは,テレビでした。(p38)
 一つ言えることは,やはり「ブログのために投入した時間にアクセス数は比例する」という事実です。(p39)
 僕の場合はブログのミッションが「人生を劇的に変化させるためのサポートツール」なわけですから,大前提として自分を高めてくれる必要がありました。 でも独りよがりでは無意味で,自分を高めてくれた結果を,いかに簡単かつ有効な方法で読者の方達にシェアできるか,また逆に,自分の失敗体験をいかにうまく分析して説明することによって,読者の方が同じ失敗を経験せずに済むようにできるか。そういったスタンスが大切だと感じていました。(p40)
 ブログのアクセス数は少しずつ伸びていましたが,それでも2009年春の時点でも一日100程度で,とても運命が変わるようには思えませんでした。 ところが2009年春に大きな変化が訪れます。それがTwitterとの出会いでした。(中略) 今までのブログが「待ち」のメディアであったなら,ブログとTwitterの組み合わせにより,相手に向けて「攻める」ことが可能になったわけです。(p47)
 「一日100程度」のPVがあれば,だいぶ読まれているブログじゃないかと思うんですけどねぇ。それはパンピーの受け取り方なんでしょうね。
 自営業でお店を経営している方やフリーランスで活動をしている方,それに企業を経営している方などは,むしろネットでも積極的に本名を出し,顔写真も公開する傾向が強く,会社員の方や公務員の方といった,組織の中で雇用されて働く方達は,本名と写真を隠すことが多いようです。(p79)
 ネットで本気で活動をしていこうと考えた時,やはり漢字のフルネームと顔写真の公開はするべきだ,と考えるようになりました。 一番大きな違いはやはり責任の所在を明確にすることなのだと思います。(p80)
 ぼくも匿名でやっている。お見込みのとおりサラリーマンだ。ちきりんさんは,実名を出す意味がわからないということを書いておられたけれども,うーん,どっちの方がいいのだろうなぁ,これは。
 僕は自分のブログには自分というフィルターを通過して,読者の方と共有したい内容しか書かないことをポリシーとしています。これこそが僕の生命線なわけですから,お金が欲しいからといって自分が好きではない商品の紹介を書いたり宣伝したりすることは絶対にしたくないわけです。(p87)
 ブロガーとしてプロになるとはどういうことだろう。僕は考えました。 そしてたどり着いた拙論は極めてシンプルでした。 「人の役に立つことを書く」「嘘は書かない」「宣伝をしない」「魅力的な文章を書きたくさんの人に読んでもらえるようになる」ということです。(p88)
 せっかく定期的に読みにきてくれるようになった常連読者の方々を,いかに手放さずに捕まえておくことができるか。それが一番大切なことだと考えています。 そしてもう一つ大切にしていることが,読者の方とリアルにお会いすることです。「ブログのアクセス増のための方策としては意外と思われるかもしれませんが,これは実に重要なポイントです。(p121)
 ところが実際に24時間が自分のものとなると,そこには妙に平べったくて無機質な時間が横たわっており,そしてぼんやりしている間に一日は光の速さで過ぎ去ってしまうのです。 気づけばサラリーマン時代には仕事の合間に書けていたブログの一日3回更新もままならず,何をしているのかも良く分からないまま一日が終わってしまうようになりました。(p128)
 どうせブログをはじめたからにはたくさんの人にアクセスして欲しい。多くの読者に読んで欲しいと思うでしょう。そのためにとても大切な鉄則があります。 それは,軸を「自分」ではなく「情報」に置くということです。(p226)
 日々生きる上では辛いことや悲しいこともあるのですが,せっかくの情報発信の場を愚痴で埋めてしまうのはてとももったいないです。(p234)

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