2015年7月11日土曜日

2015.07.07 森 裕治 『山の上ホテルの流儀』

書名 山の上ホテルの流儀
著者 森 裕治
発行所 河出書房新社
発行年月日 2011.02.28
価格(税別) 1,800円

● 著者は創業者の孫。本書にも詳しく紹介されているけれども,「山の上ホテル」といえば作家御用達の宿というイメージがある。
 つまり,ぼくなんぞは近づいてはいけないところ,と思っている。泊まってみれば,すこぶるカンファタブルなんだろうけど。

● このホテルに上手に年を取らせることが自分の仕事,と何度か語っている。創業者夫妻が手塩にかけたホテルだし,そのかけられた手塩がこのホテルの魅力の源になっているのだから,このホテルはあくまで創業者のもの。
 といって,時代は動く。そこのところの噛み合わせ方。言葉にすればそれだけのことだけれども,各論を埋めていくのは,胃が痛くなるような思いではないかと想像する。たぶん,創業するほうが楽なのではないか。

● ひとつだけ転載。
 世の中には今でも多くの古き良きものが存在します。なぜ,この古き良きものが時代を超えて残っていくのでしょうか。それは,人の心に染み入るからであり,そのような良いものは,いつの時代でも少ししかないからなのです。(p185)

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