2015年6月22日月曜日

2015.06.17 伊集院 静 『となりの芝生』

書名 となりの芝生
著者 伊集院 静
発行所 文藝春秋
発行年月日 2014.10.10
価格(税別) 1,000円

● 『悩むが花』の続編。悩み事に答えるというもの。質問者は主には若者,ときどき中高年。

● 以下にいくつか転載。
 まさか人生とか,仕事とかが面白くて楽しいものだと思ってるんじゃなかろうな。プロスポーツ選手のアホ,バカ言葉に,試合を,競技を楽しみたい,というのがあるが,楽しんで金もらうのは仕事じゃねぇだろうが。(p115)
 古い考え,新しい考え、などという区分は,コペルニクスの地動説,ガリレオの,それでも地球は回ってると言った大発見くらいの時しかないものなんです。 あとはだいたい昔からある物事に対する考えの方がほとんど正しいものなんです。(p117)
 生涯に渡って,一冊の本も読まなくとも,素晴らしい人生,生き方をした人は大勢いるし,むしろそういう人の方が読書家よりも,まっとうな生き方,賞讃される人生,仕事をしている例が多い。(中略)人生も,恋愛も,本に書かれてあることより,まず実践で身に付けたものの方がたしかで,応用がきくものだ。(p132)
 世の中に起きていることは必ず自分にも起こるってことを覚悟して人は生きてなくちゃいかんよ。新聞の三面記事は明日の自分。これも常識だから!(p143)
 君も四十二歳と言えば,ちゃんとした大人なんだから,周りの動きにいちいち反応するようじゃ,アカンよ。もっとドーンと構えて,平然とできる自分を持っておかんと・・・・・・。(p145)
 人見知りは悪いことじゃないからね。この頃,人見知りしないのが多過ぎて,気安く話しかけるんじゃないって,よく思うもの。もう少しシャイになれんのかって,ね。(p160)
 手を差しのべている人の手の中にしか,リンゴやブドウの房は降りてこないってことだな。だからもっと考え,もっと苦心しなさい。それしか方法がない。(p170)
 若い時に金で手に入るものにロクなものはないし,むしろその人をダメにするものばかりだから。(p175)
 まだ未熟,半人前と思われている人たちに何かを学ばせる基本は,ついてこさせる,という姿勢だ。(中略)ついて行くことで身に付けるものが大半だから,先輩,上司はただ懸命に働き,その姿を見せればいいんだ。(p214)
 要領が悪かったり,我慢強くなかったりするが,それは時間が何とかしてくれるものだ(君だってそうだったろう)。(p215)
 有名レストランのオーナーって十中八九(もっとかな)ダメだから。まず有名ってのがダメ。ほら有名人って,わけがわからない人種の呼び方があるでしょう。有名人って十中八九(こっちはもっとだな)ダメ。バカばっかり。だから裏を返せば有名人が好きって連中はさらにバカ。(p230)

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