2015年5月31日日曜日

2015.05.25 田宮陽子 『世界で一番楽しい「取材の時間」です』

書名 世界で一番楽しい「取材の時間」です
著者 田宮陽子
発行所 KKロングセラーズ
発行年月日 2015.06.01
価格(税別) 1,400円

● 著者は斎藤一人さんのライターを務めている人。書くのが専門の人だからというのが理由かどうかわからないけれども,斎藤一人さんのすごさというか本気度というか,それが直裁に伝わってくる感じがした。

● 実際のところ,斎藤一人本を読んで成功したとかお金持ちになったっていう人は,おそらく皆無に近いのではないかと思う。
 斎藤一人さんに限らない。中村天風さんでもナポレオン・ヒルでもデール・カーネギーでも,本を読むだけで霊感を得て行動が変わって,それが継続して大団円を迎えるなんてことは,少々以上に想像しにくい。

● おそらく,個人的に直接接触していないと,その人のすごさは伝わらないだろうから。本で読んでもダメでしょ,みたいな。
 なんだけども,この本はそこのところがけっこう伝わってくるっていうか。

● が,本書の圧巻は,著者自身が弟が統合失調症であることを告白し,それについて自分が弟にどのように接してきたか,を述べるところだ。ぼくも似たような境遇なので,ここを読むときには目が皿になった。
 これだけで,この本を買った甲斐があった。っていうか,ありすぎた。

● それに対する斎藤一人さんのアドバイスは次のようなもの。
 その対応をやってきて,弟さんは何か良くなったかい? ならなかったよね。だったら,違う対応をするの。 弟が「自分は病気だから・・・・・・」って言ったら・・・・・・ 「そうだよね,あんたは病気なんだから,しょうがないよ」って陽子ちゃんが先に言ってあげるんだよ。(中略) そうやって,相手の言ってほしいことを,こちらから言ってあげるの。そうすることで,弟さんもラクになるし,陽子ちゃんもラクになる。 弟さんがラクになって,心を開いたとき・・・・・・。はじめて陽子ちゃんの言うことに耳を傾けるようになるんだよ。 相手を認めてあげたときに,初めて奇跡が起こるようになるんだよ。(p144)
 弟さんが,なんで陽子ちゃんを怒らせるようなことばっかり言うか,わかるかい? それはね・・・・・・。陽子ちゃんにかまってほしいんだよ。弟さんは,陽子ちゃんに無視されるのが,一番ツラいんだよ。 無視されるぐらいなら・・・・・・,嫌われてもいいから「自分の存在」を覚えてほしいの。(p157)
 それからね,弟さんが「高いもの」ばっかりほしがるのは・・・・・・,「自分は,すっごく価値が低いんだ」と思っているからなの。だから,「高いもの」を取り入れることで,「自分の値打ち」を高めようとしているの。それが弟さんに思いつく,せいいっぱいの「自分を高める方法」なんだよ。 だからね,弟さんが,「こんなものほしいんだ・・・・・・」とか,「こんなもの食べたいんだ・・・・・・」とか陽子ちゃんに言ってきたらね,こういうふうに言ってあげるといいよ。 「それって,いいよね。お姉ちゃんも,そういうもの,身に付けてみたいなあ」「(略)」 そうやって同意してあげるだけでいいんだよ。(p158)
 「働かない子」とか「こころの病気の子」ってね・・・・・・,実は,とても人のために役立っているの。なぜなら,そういう子は・・・・・・,「周りの人の魂の成長のため」に生まれてくるんだよ。 そういう子がいると,その子のお姉ちゃんとか,その子の親は,一生懸命なおそうとするでしょう? でも,「なおされる」のが目的じゃないの。家族の成長のために,その子がいてくれるの。(p163)

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