2015年4月19日日曜日

2015.04.14 矢矧晴一郎 『〈ビジュアル式〉メモの達人』

書名 〈ビジュアル式〉メモの達人
著者 矢矧晴一郎
発行所 インデックス・コミュニケーションズ
発行年月日 2005.07.31
価格(税別) 1,400円

● タイトルからは,メモのとり方を指南したものかと思う。実際,そうなんだけども,仕事論といったほうがいいだろう。
 仕事を効率的に進めるためのメモ,について解説している(それだけではないけど)。

● したがって,著者の仕事スタイルを前提にしている。そのスタイルが相当にデキる人のものなので,本書で説かれているメモ術を実践できる人はきわめて少ないと思うし,実践する必要がある人もそんなにいないと思う。
 ただし,デキる人を目指す若い人たちには参考になるかもしれない。

● たとえば,次のような記述がある。
 たとえば,お客との大口契約の商談の時間が10分しか取れないときがある。本当は2時間説明しないと十分に説明できないとしよう。120分の内容を10分で説明するので,12分の1に説明内容を縮めなければならない。このときに,何回も要約メモを書いて説得力のある短い言葉を作り出すといい。(p128)
 多くの人は,メモにどんな図をどう描けばよいのかがわからない。したがって,「メモに図を入れたい」と思っていても,結局は文字ばかりになってしまう。図を描けない壁を抜け出すには,まず図としてメモにはさめるのは,どんな図かを知る必要がある。(p154)
 このあと,「どんな図をどう描けばよいのか」を説明するわけだけど,どうもなぁ。わかったようなわからないような。
 ぼくはまさに文字ばかりのメモを書いているんだけど,ここを読んでなるほどと膝を打つような感じにはならなかった。著者とぼくとのレベルが違いすぎるのだ。
 仕事の中で「何がいちばん大事か」というと,因果関係を見つけて動かすことである。他のことがはっきりわかっていても,因果関係がわからなければ,仕事はいつもあなたの思うとおりにいかない。(中略) しかし多くの人は,この因果関係をつかんでいない。(p160)
 勘・感情・感覚で仕事をしないで,価値・確率・効率で仕事をすれば常に成功できる。(p165)
 そのために,メモをたくさんとって活用せよ,というわけだ。具体例をあげて説明している。

● ちなみに,著者自身の仕事の仕方や人生観を述べたところから,いくつか転載。
 厳しく制約ばかりの仕事環境の中で受け身で命令された仕事を忠実にこなしていたのでは、いつまでたってもうだつが上がらない。そこで考えたのは、積極的行動だった。まず実行し始めたのは,「命令された仕事は,命令された内容より,広くて,しかも質の優れた答えを出す」というようにした。(p93)
 私は仕事でも趣味でも,創ることが大好きである。他人の作品を鑑賞するのは嫌いだ。(中略)その創造作品が他の人に役立ち,楽しませる,元気にするなどの役割を果たしてもらいたいとなると,その言葉は,生涯貢献に他ならない(p108)

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