2015年3月16日月曜日

2015.03.11 中谷彰宏 『服を変えると,人生が変わる』

書名 服を変えると,人生が変わる
著者 中谷彰宏
発行所 秀和システム
発行年月日 2015.02.10
価格(税別) 1,300円

● 副題は「一流の男のみだしなみ」。本書で披瀝されているところのものは,知識としては特に目新しいものではないと思う。そんなことは知っているという人が多いのではないか。
 たとえば,次のようなことがらだ。
 いい服は,甘やかせてはくれません。いい服は,気合いを入れてくれるのです。気合いを入れてくれる服は,楽は服ではないのです。(p47)
 ドレスコードは,男性で決まります。(中略)女性のファッションのバリエーションには,たとえばデニム素材のオシャレな服もあります。男性にデニムのスーツはありません。女性が着ているデニムは,男性がきちんとしたスーツを着ていると,オシャレな服になります。(p56)
 前からの出会いよりも背中からの出会いのほうが圧倒的に多いのです。背中がどれだけオシャレかということです。洋服のシワや汚れをチェックする時は,常に背中を意識することが大切なのです。高いスーツと安いスーツは,うしろから見ればわかるのです。(p101)
 オシャレでない人は,オシャレさよりも値段を優先します。(中略)流通センターで並んでいる靴を,自分で勝手に選んでレジへ持って行くという買い方をしているのです。これでは永遠にオシャレにはなりません。(p117)
 オシャレでない人は,服の色で勝負しようとします。服は絵画だと勘違いしているのです。服は彫刻です。大切なのはシルエットです。いかに立体でとらえるかです。ハンガーに下がっている状態ではわかりません。必ず自分で着てみます。(p126)
 ショルダーバッグはスーツを壊します。ショルダーバッグでは,オシャレになりません。(p143)
 まわりから見た時に一番目につくのは,ズボンに折り目がついているかどうかです。二番目に目立つのは,膝のうしろのシワです。「服はいくらぐらいのものを買えばいいんですか」という質問はナンセンスです。一番大切なのは,購入価格ではなくメンテナンスにかける費用なのです。(p145)
 服装で大切なのは,年齢よりいかに大人に見えるかということです。若く見せようとする必要はないのです。(p150)
 「ベルトはどうした?」「忘れました」「もう夜なのに,今日1日どうしてたんだ?」「家にはあるので」 こういう人は,その日のチャンスをなくしてしまうのです。(p153)
 カバンで大切なのは,置いた時に立つことです。カバンを寝かせたり,足にもたれかけさせたりすると,その人自身が自立していない印象になります。(p180)
 脱ぐたびにシューキーパーを入れ,履く時にシューキーパーを外すのはめんどくさい作業です。時には指を挟みます。そのめんどくさいことをすることで,靴に愛着が湧くのです。めんどくささと交換に,カッコよさを手に入れるのです。(p199)
 スプリングコートが着られる時期は1ヵ月です。その1ヵ月のために,なかなかお金をかけられないのです。(中略)オシャレな人は,1ヵ月しか着られないスプリングコートを着ているのです。(p212)
● ぼくも知ってはいた。が,知っているからといって,やっているかというと,これが全然。服装についていえば,徹底的に楽に流れてしまっている。
 ときどき,これではいかんと思って,軌道修正を試みるんだけれども,ほどなく元に戻ってしまう。仕事にもチノパンで出かけているし,ネクタイは職場の机に入れておいて,職場に着いてから締めるありさまだ。
 バッグにしたって,公私を通じてナイロン製のトートバッグを使っている。立つはずもない。

● 本音はアンビバレントですね。そうしなきゃなぁとも思うけれども,それっていつの時代の話なんだよと思いもする。

● ほかにもいくつか転載。
 オシャレをすることは,仕事の一部です。オシャレをすると,プレゼンが通ったり,お客様の信頼が得られます。(p29)
 仕事をする大人にとってオフの日などありません。オフに出会った人がビジネスにつながることもあります。(中略)服装は信頼をつくります。いつチャンスに出会うかわかりません。(p44)
 赤系のネクタイをしていると,ナポリタンのソースが飛んでもわからないだろうと思いがちです。ところが,「相手が今ネクタイを見たな」という瞬間に自分の心がくじけます。これが,自己肯定感が下がるということです。(p49)
 今,自分のクローゼットのワードローブの中に,「今日はこれでいいか」「まだこれ着れるし」というスーツが入っています。そんなスーツが自分に希望をくれるかということです。(中略)これはスーツに限りません。靴にしても,すべての持ち物に関して,自分に希望をくれるものになっているかどうかです。スーツが高いか安いかは,希望代として高いか安いかということです。(p97)

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