2015年1月20日火曜日

2015.01.20 みうらじゅん 『青春の正体』

書名 青春の正体
著者 みうらじゅん
発行所 KKベストセラーズ
発行年月日 2005.09.16
価格(税別) 1,200円

● 「本書は,『カリフォルニアの青いバカ』『万博少年の逆襲』(河出書房新社)を改題,加筆の上,再編集した作品です」とあるから,この本の文章が書かれたのは,20年近く前のことになる。
 自分の青春のあれやこれを嗤い,慈しむ。

● 自分にもあったな,こんなこと,というのもあれば,えっ,ここまでの体験は自分にはなかったな,というのもある。あたりまえだね。
 青春時代(10代後半ですか)に戻してやるといわれてもお断りだ,という人は多いと思う。そうした文章を初めて読んだのは,吉行淳之介のエッセイだったか。

● ぼくもはっきりお断りする。あんなのは1回だけでいい。ぼくの場合は高校の3年間がかなり辛かったかな。出口が見えない閉塞感と,頭の天辺から足の指先まで詰まった劣等感。自分はダメだっていう。
 無事に二十歳になれた人は,人生の最も大変な時期をくぐり抜けてきたのだと思っている。新成人には,これからは楽になるからあまり心配しなくていい,と言ってやりたい。

● 青春って性の占める割合が高い。この本でもその話がたくさん出てくる。そういう厄介な時期なんだよねぇ。
 入れた後に動かすんだと聞いたときは,ウソだろ,そんなことをしたらあっという間だろ,とぼくも思った一人だ。

● どんな形の青春であれ,のたうち回らなければならないときは,きちんとのたうち回るべきだったんだなと,この本を読んで思った。
 ぼくは,ほぼ,ごまかしでやってきたから。自分の青春時代は薄いものになってしまったな,と思っている。

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