2015年1月5日月曜日

2015.01.04 みうらじゅん・リリーフランキー 『どうやらオレたち,いずれ死ぬっつーじゃないですか』

書名 どうやらオレたち,いずれ死ぬっつーじゃないですか
著者 みうらじゅん
    リリー・フランキー
発行所 扶桑社
発行年月日 2011.11.30
価格(税別) 1,200円

● みうらじゅんとリリー・フランキーの対談を読める形に編んだもの。タイトルもこの本ならこれしかないっていうほど,洒落たものですな。
 主には若い人たちに向けたものだ。けど,ロートルが読んで悪いわけもない。一気通貫で読了。

● 以下に多すぎる転載。
 もし知り合いが「私は今の生活で十分満足です」と言ったとしたら,「いや,世界はもっといっぱいあるよ」って言いたくなるじゃないですか。オレらはずっと,「満足はするな」ということを美意識としてるんですよね。(リリー p19)
 「幸せ」というのもそうだけど,単なる言葉でしかないし,見えないものにつけられたイメージの言葉なんだよ。そんなものに振り回されている人生が滑稽だよね。(みうら p21)
 だいたい,教養というのは,その人の生活だったり価値観だったり,知識がその人の身になってるもので,しかも大事なのは,その人の持っている教養で世の中を変えられるかということだと思うんです。雑学なんかじゃ世の中一ミリも変わりませんよ。(リリー p37)
 美意識さえ持ってれば,プライドはなくていいですよね。逆にプライドは持ってるくせに美意識のない人がいっぱいいますよね。(リリー p54)
 プライドってなくしていけばいくほどラクになるんだよね。「なんで怒ってるんだ?」ということを己に何度も問いかけることで,「カッコ悪いじゃん」ということを,脳に叩き込まなきゃ。(みうら p56)
 オレ,自分にひとつだけ才能があるとすれば,飽きてることを飽きてないと言い切れる自信だけなんですよね。そりゃあ,当然飽きますよ。でも,そこにしか活路がないんですね。オリジナルなんてない。新しいことを見つけられるなんて思ったこともありません。だから,ひとつのことを飽きずにやるっていう,そこしかオレの道はないって思ってるんですよね。(みうら p116)
 実際,自分の好きなことをやり続けている人って,結構みんな食えてるんですよ,実は。ただ,若いときのほうがバランス感覚がいいっていうか,大人に毒されているから,いろんな人を見たり会ったりして勉強しようとかって言いますよね。でも,そんなことをしてたら絶対にバカになりますよ。だって,ほとんどの大人はバカなんだし(リリー p120)
 それでも「発明する必要はない」っていうことが重要なんですよ,絶対に。若い人は発明しようとするんですよ。(リリー p121)
 マネしようと思ってもマネしたくないってみんなが思ってる部分がまずないと。天才といわれる人,そうした人たちのやってることは圧倒的にすごいけど,まずこちらはそれをやりたいとは思えないっていう,それをやってるエネルギーがある人ですよ。でも,そうじゃないと新しいものはできてこない。(リリー p126)
 「金儲けは,するものじゃない。いい仕事をしていれば,金いらないって言ったって金をもらってしまう。儲かってしまうものなんだ」って。(リリー p155)
 スペイン旅行をしてるとき,スペインのバルを見て「こんな面白い飲み屋があるんだ」と思ったら,すぐに何回も通って,あっという間に日本でもそんな店を作っちゃう。面白いと思って形にするまでが早いんですよ。(中略) そのスピードがあるってことが,ムーブメントを作ること。(リリー p156)
 そのときじゃないとダメなことって,やっぱりあるしね。どんなことでも,時間がかかると間違ってるんじゃないかって思いはじめて,賛否両論気にしちゃう。だから,面白いことを面白くするためには,見切り発車が必要だってことだよね。(みうら p158)
 思うに,女の人は「大金持ちより子だくさん」というのが精神的に豊かになることを,本能的に知ってると思うんです。女しかできない活動を長く求める。まぁ,若いときはそうは思ってないでしょうけど。(リリー p162)
 なにか計画立てて考える人って,人生を線路に例えてみたり,とにかく一本の線だと思ってるじゃないですか。でも,人生とか時間というのは線ではなく点の集合体でしょ。だからつなげて物事を考えていくっていうのは,本質的な意味で間違っているわけだし,そりゃあ,うまくいかないですよね。(中略) そう考えると,すごい平べったい話に聞こえますけど,今が一番大切だっていうことですよね。(リリー p220)

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