2015年1月5日月曜日

2015.01.03 みうらじゅん・宮藤官九郎 『どうして人はキスをしたくなるんだろう?』

書名 どうして人はキスをしたくなるんだろう?
著者 みうらじゅん
    宮藤官九郎
発行所 集英社
発行年月日 2013.09.14
価格(税別) 1,200円

● 『週刊プレイボーイ』の連載をまとめたもの。『週刊プレイボーイ』って,昔はだいぶお世話になったけれど,最近はさっぱり。
 特に,開高健さんが人生相談「風に訊け」を連載しているときは,この雑誌を置いてある喫茶店に行って,コーヒーを飲みながら,その連載を読むのが無上の楽しみだったかな。たぶん,当時は無上の楽しみだったと思う。ほかに,たいして楽しいことってなかったから。

● にしても。『週刊プレイボーイ』って男性用娯楽雑誌の代表ですよね。そこにこういう連載があるんだから,日本人ってたいしたものなんだなぁ。

● 以下にいくつか転載。
 (結婚は)自分なくしの修行としては絶好のチャンスでもあるね。(みうら p29)
 実際問題,自分に正直であることは,他人に迷惑をかけるってことなんだけどね。(みうら p41)
 “憎みきれないろくでなし”ですね。そのろくでなしオーラが,女にとってはイコール色気なんじゃないですか。「アタシ,捨てられてもいいから貪欲に愛されてみたい!」っていう本能をくすぐる。(宮藤 p49)
 一生懸命って,それだけで泣けてくるんだよね。自分ももっと一生懸命に何かやればよかったという後悔も含めてさ。大人になるってどこか報酬を期待しちゃうとこあるでしょ。そんなとき,無報酬で無我夢中に頑張ってる姿っていうのを見ると・・・・・・ねぇ。(みうら p90)
 人間って初体験が好物でしょ。セックスを引き合いに出すまでもなくね。旅に出ると初体験が待ってるって,直感的に知ってるんじゃないの。(みうら p209)
 今の日本って,精神的に不景気な感じがするんだよね。心が貧乏臭いっていうかさ。なんか,どんどん価値観がせばまってく感じがするじゃん? そこを心配するべきなんじゃないのかな。本来は自分に理解できないからこそ掘る面白さもあるんだけどねぇ。お金に換算できるものって大概,貧乏臭いと思うけどね。(みうら p223)
 人生は暇つぶしっていうじゃないですか。人間ってやっぱり死と暇になることが一番怖いんだよね。だからそれを忘れるために毎日働いたり勉強したりしてるようなものでさ。(みうら p243)
 人生って趣味が一番だと言い切っていいと思う。ベストホビーを見つける旅ってのが人生なんじゃないの。(みうら p243)
 でも,まだ今は無理やりだよ。(中略)「コレ,本当に面白いのかな?」って内心思ってるし。でもね,ホビー教の教えにならうなら,「半信半疑を続けろ」がすごく重要だから。趣味って,「こんなのに時間とお金を使ってていいのかな,俺?」って常に問いかけながら付き合ってると,長続きするんだよね。(みうら p245)

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