2014年12月31日水曜日

2014.12.30 森 博嗣 『素直に生きる100の講義』

書名 素直に生きる100の講義
著者 森 博嗣
発行所 大和書房
発行年月日 2014.08.20
価格(税別) 1,300円

● 本書も人生訓として読んだ。いかにして上手に生きるかという参考書。

● 今のぼくに引っかかってきたのは,次のようなことがらだ。
 「ぶれない」なんて嬉しくもない。どちらかといえば,大いに「ぶれたい」のだが,残念ながら能力不足で,なかなかぶれられないのが現実ではないだろうか。(p2)
 時間がないからやれない,のではなく,やれないから時間がないという,ということに気づくべきだ。こういうひねくれた大人は,逆の言い訳をしているうちに,それが本当だと思い込んでしまう。(中略)そうでないと,できない理由がなくなってしまうからである。(p29)
 ここで書きたいことは,「一息」は,本当に一息だけにしておけ,「一服」もたったの一服だけにしておけ,ということである。(中略) 差は累積する。成功する人に注目してみると良い。本当に休む時間が短いのだ。なにかを成し遂げたら,すぐに次のことを始めている。(p33)
 まったく知らない人のブログを読んだりするのが僕の趣味の一つだ。そこで,見つけた法則だが,日頃から次々と面白いことをしている人は,年末に一年の総まとめとかをしない。(p40)
 学びというのは,情報を受け取ることである。(中略)これは,ものを食べるのと同じであって,書物は食べ物であり,そこから得られる知識は栄養のようなものだ。 しかし,考えることは,そのような「得る」行為ではない。むしろその逆で,自分から発する行為なのだ。これは,運動に似ている。頭脳を使って,エネルギィを消費する。(中略) 考えずに知識ばかりを吸収していると,知識の肥満になる,と僕には見える。そういう人がけっこう多い。頭脳が太り過ぎると,思ったように頭脳を働かすことができなくなって,自由に考えられなくなる。(p68)
 この「もったいない」という精神が,実は大きな無駄を生み出すことがある(p108)
 本当の「上」を知らないから,上からものを言いたくなるのである。本当に「上」にいる人間は,そんな物言いをしない。 「偉そうな」態度とは「偉くない」ことと同値なのである。威張りたい気持ちは,威張れない人間にしかない。(p117)
 今のツイッタも,毎日何百と読んでいるけれど,そのうち九十五パーセントは,最初の五文字で内容がわかる。最後まで読む必要がない。もっと言えば,五パーセントの読む価値があるツイートを探すときの雑音でしかない。 世の中というのは,大半がこんな雑音でできているといって良い。いかに効率よく,自分に価値のあるものを取り出すことができるかが,つまりはその人の能力になるだろう。(p135)
 人間として一番良いのは,敏感だけれど,表向きは鈍感に見える,という形である。頭の良い人間,能力のある人,本当のセレブは,みんなこうしている,というのが僕の観測だ。(p151)

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