2014年12月6日土曜日

2014.12.04 デイビッド・ウィルキンズ 『バーンスタイン』

書名 バーンスタイン
著者 デイビッド・ウィルキンズ
訳者 大沢満里子
発行所 偕成社
発行年月日 1999.03.01
価格(税別) 2,000円

● バーンスタインになると,現代の人というイメージになる。彼の薫陶を受けた小澤征爾や佐渡裕など,日本人の現役の指揮者もいるわけだし。
 運と情熱の人だなぁ。もちろん,才能が前提にあっての運だけど。

● 絶対,ルックスもあるね。ここまでの人気をさらった理由のひとつはルックスだと思いますよ。こればっかりは,努力の及ばないところだな。

● 生命力の強さもね。このあたりが不思議でねぇ。なんでこういう人が出るんだろうか。DNAは一片たりともぼくと変わらないんだと思うんだけど(いや,一片や二片は違っているか)。
 秘訣があったら教えてほしいよなぁ。

● 彼の指揮は今でもDVDで見ることはできる。が,本書を読むにつけ,一度生で見たかったねぇ。もっとも,彼が指揮者を務めるコンサートはチケットも高額で,ぼくには手が出なかった可能性が高いけれども。
 彼が指揮する演奏を収録したCDは,マーラーの交響曲をはじめ,何枚かぼくの手元にもある。けれども,CDから得られる情報ってそんなに多くないでしょ。聴き手のレベルが低いからかもしれないけどさ。
 CDを聴いて指揮ぶりを想像できる人は,たぶんいないと思うんだよなぁ。

● あと,本書に啓発されたことは,現代音楽についての知識が得られたこと。といっても,細かいところまで触れられているわけでは当然ない。が,知識なんて少しでいい。
 バーンスタインが好んでいたというコープランドの楽曲も聴いてみよう。

● 本書は次の文章で終わる。
 ニューヨーク市は,バーンスタインの死をいたんで,コンサートをひらいた。(中略)コンサートの冒頭,オーケストラが舞台にせいぞろいすると,舞台袖のドアがひらいた。だが,はいってくるものはいない。オーケストラは指揮者がいないまま,『キャンディード』の序曲を演奏しはじめた。まるで,その場に,亡くなったバーンスタインがいて,彼の指揮にしたがっているかのようだった。(p179)

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