2014年12月4日木曜日

2014.12.03 ウエンディ・トンプソン 『グリーグ』

書名 グリーグ
著者 ウエンディ・トンプソン
訳者 新井朋子
発行所 偕成社
発行年月日 1999.03.01
価格(税別) 2,000円

● ぼくには比較的なじみの薄い作曲家。一番聴いたのは「ピアノ協奏曲イ短調」。組曲「ペール・ギュント」は恥ずかしながら,全部を聴いたことはなかったと思う。

● ドヴォルザークと同様に,グリーグもまた平穏な一生を送れた人のようだ。時代が下ってくるにしたがって,作曲家もそうなるんですかねぇ。
 グリーグの場合は,いい奥さんを娶ったことでしょうね。
 グリーグ夫妻に会ったことがありますか? あの小柄なふたりほど,誇らしげな人はいるでしょうか? とても幸せそうな夫婦で,どちらも愛らしく,優しい人です。(パーシー・グレーンジャー p141)
 ひとり娘を1歳で亡くしたし(そのあとは子どもに恵まれなかった),グリーグに2,3度の浮気があったりはして,まったく波風がなかったわけではないけれども(実際,そんな夫婦は実在しないだろうしね)。

● 人を集めて楽しむことが好きだったようだ。お金には無頓着だったらしい。皇帝とか国王とかに対してもあまり畏まることのない性格だった。
 自分には音楽があって,それを恃めるからというのでもなく,天然にそういう性格だったんだろう。

● この偕成社の子ども向け伝記シリーズには大いに蒙を啓いてもらっている。本書を読んで,グリーグをきちんと聴かなきゃなと思いましたよ。そう思わせてもらえるだけでも,大いなる功徳というべきだ。
 「ペール・ギュント」は最低全部聴かなきゃな。抒情小曲集も全曲聴いてみたい。

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