2014年11月6日木曜日

2014.11.06 夏野 剛 『1兆円を稼いだ男の仕事術』

書名 1兆円を稼いだ男の仕事術
著者 夏野 剛
発行所 講談社
発行年月日 2009.07.02
価格(税別) 1,500円

● 熱いビジネスマンが仕事について語る。この熱さは理屈抜きで魅力的。魅力的と感じるのは,それが自分にはないものだから。
 どうしたら熱くなれるのか。ほんと,誰か教えてくれないだろうか。って,そんなことを言ってるやつに通じる日本語はないよ,と言われるのが落ちか。

● 最も強調されているのは,企業ではなく,個人の思いを込めた商品でなければならないこと。個の主張があること。
 相手の興味を引き,広く受け入れられる商品,またはサービスを提供するためには,日本の企業にもっと必要な要素があります。 それが「個人の信念」です。信念とはつまり,商品を開発した人が,その商品に込めた「思い」「哲学」「魂」のことです。(p81)
 私は,熱意や執念というものは,その商品に乗り移ると考えています。そして,消費者もそれを敏感に感じ取るものだと。 これは芸術と同じだといえます。たとえば,ピカソが描いた絵には得体の知れないパワーが備わっています。(p82)
 私はiPhoneから,ジョブズ氏の強烈な思い入れを感じます。スティーブ・ジョブズという人間が持つ信念,熱意,哲学といったものが,すべて注ぎ込まれていると感じる。(p86)
 常識の範囲内で無難なアイデアを出す。ところがこれでは,「うちの会社なら,このレベルの商品が精一杯だ」と,自らレベルを落とすことと同じなのです。もうその時点で,信念は感じられません。(p103)
●  ほかにもいくつか転載。ほとんどのシチュエーションで通用する名語録になっているはずだ。
 失敗は成功のもととはいうものの,失敗から何かを学ぶためには,その失敗と積極的にかかわっていなければなりません。最善を尽くさずに会社を潰しても,そこからは何を得ることはできないと思っていました。(p31)
 必死で勉強に明け暮れた浪人生活でしたが,勉強以外に学んだこともたくさんありました。最大の収穫は,とにかく一つのことに没頭して,それを突きつめていくと,その先に別の世界が見えてくるという事実を発見したことです。(p50)
 私は,この「花の命はけっこう長い」という言葉は,ビジネスにも通ずるものがあると考えています。それは,つまり「大きく咲いた花は長持ちする」ということです。(p63)
 仕事を仕事と割り切り,つまらなそうに淡々と業務をこなす人間からは,ポジティブな意欲が感じられず,それが周りのメンバーにも伝わると,チーム全体の士気が下がる危険性もあります。(p115)
 情報が溢れる時代にあって,方向性を合議制で決めようとするとどうなるでしょうか。合議制で決めようとすると,「議論を尽くせば尽くすほど,何も決まらなくなる」という状況に陥りかねません。なぜならば,何か新規ビジネスを立ち上げようとすると,そのメリットのみならず,リスクやリターンに関する情報も多数集まってきて,議論が硬直化する可能性が高いからです。(p120)
 最新技術を駆使した商品でも,売れないものは売れないのです。なぜならば,消費者は技術を買うのではなく,新しい価値や新しい楽しみを提供してくれる商品を買うからです。(p172)

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