2014年10月31日金曜日

2014.10.31 三浦 展 『データでわかる団塊の財布・ジュニアの財布』

書名 データでわかる団塊の財布・ジュニアの財布
著者 三浦 展
    三菱総合研究所生活者市場予測システム
発行所 洋泉社
発行年月日 2014.05.07
価格(税別) 1,600円

● 三菱総合研究所が行った調査「生活者市場予測システム」のデータを三浦さんが分析したもの。分析の仕方によっていろんな結論を引きだせるのだろうが,本書はひとつの引きだし方を示したもの。

● 団塊ジュニア世代の階層意識調査では,公務員の階層意識が最も高くなっているらしい。「労働時間は短く,地方公務員なら転勤が少なく,共働きもしやすいからです」。
 これに対して,三浦さんは次のように警鐘を鳴らす。
 団塊ジュニア世代で公務員の階層意識が高いのは,民間企業の魅力が低下していることの裏返しであり,日本の活力という観点からはよいことだとは思えません。新しい事業に挑戦し,GDPを生み出すビジネスマンより,前例主義でもやっていける公務員のほうが「上流」に近づけるというのでは,日本の国力は衰えていくばかりでしょう。(p116)
● 団塊ジュニア世代の男女別・家族類型別に「金持ちになり,高級品を持ちたい」という意識を比較した調査では,一人暮らしの男性と妻が専業主婦である男性とでは,かなりの差があるらしい。
 男性の場合,結婚していること,特に妻が専業主婦であることが「金持ちになって,高級品を持ちたい」という意識を高めるのです。逆に言えば,金持ちになりたい男性は,「究極の高級品」としての専業主婦を求めるとも言えるでしょう。(p133)

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