2014年9月15日月曜日

2014.09.15 櫻井雅英 『出張ホテルの超達人』

書名 出張ホテルの超達人
著者 櫻井雅英
発行所 USE
発行年月日 2013.07.25
価格(税別) 1,200円

● 「失敗しない出張でのホテルの選び方・使い方」が副題。著者は出張が多い仕事で,ホテル宿泊が5千泊は超えているという。「十数年はホテルで寝起きしたことにな」る。その経験をふまえて,本書を著しましたよ,と。

● 宿泊を伴う出張って,ぼくにはまずない。まずないっていうか,“まず”はいらないな。ない。
 ホテルに泊まるときは,必ずプライベートだ。著者は何度も,本書は出張で泊まるのを前提にしたものだと断っているけれども,出張で泊まるのにいいホテルはプライベートで泊まったっていいに決まっている。
 リゾートホテルに出張で宿泊することはないだろうけれども,地方の人が東京に出張する,あるいは東京の人が地方に出張するというときに,ここはいいホテルだったとなれば,ぼくが休日に泊まってもたぶん同じ感想を持つに違いない。

● “週刊ダイヤモンド”誌(に限らないが)が毎年,ホテルのランキング特集をやる。これに対して著者は内容に疑問を呈する。だいたい,その都市を代表するラグジュアリーホテルが上位に入るからで,そんなホテルに宿泊できる出張費を出している会社はないぞ,と。一部上場企業の社長や役員だって,会社から支給される出張費だけでは,そんなところには泊まれないはずだ。

● で,本書で一番面白かったのは,「出張宿泊費で泊まれる推薦ホテル100」だ。著者の基準で選びだしている。歯に衣着せぬ寸評に読みごたえあり。
 いくつか挙げてみる。
 ホテルアソシア豊橋:できれば名古屋に戻って泊まるほうがよい。新幹線はのぞみが使えないと不便だし,豊橋の夜は恐ろしいほど退屈だ。(p174)
 松山東急イン:問題は(中略)絨毯のシミなどが気になる老朽化である。2階のフロント近くに多目的な飲食施設があるが,ライバルのJALシティ松山などと比べると見劣りがする。(p183)
 リッチモンドホテル(全国):寝るだけのホテルは心が貧しくなる。施設が新しいだけ。(p188)
● ちなみに,北関東地区(群馬・栃木・茨城)は「首都圏からは完全に日帰り圏で魅力あるホテルがない」とのことだ。
 ただし,宇都宮に関しては,「餃子・ジャズなどで熱心な町おこしをして都心部は活気があり,人口も50万を超え大都市に変身中」だとある。ニヤッとしてしまった。
 JR駅前のリッチモンドホテルアネックスが宇都宮の一番人気であることも,本書で知った。新しいホテルなんだけど,リッチモンドって「寝るだけのホテル」で「心が貧しくなる」んだよなぁ。そういうホテルが一番人気か。たぶん,その理由は安さにあるのだろうな。

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