2014年9月11日木曜日

2014.09.10 清水玲奈 『世界で最も美しい書店』

書名 世界で最も美しい書店
著者 清水玲奈
発行所 エクスナレッジ
発行年月日 2013.02.27
価格(税別) 3,800円

● 同じ版元から3冊出ている『世界の夢の本屋さん』のダイジェスト版かと思ったけど,そうではない。紹介されている世界の書店は次のとおり。

 アトランティス・ブックス(サントリーニ ギリシャ)
 バーター・ブックス(アニック イギリス)
 ディエチ・コルソ・コモ・ブックショップ(ミラノ イタリア)
 ドーント・ブックス(ロンドン イギリス)
 ヴィラ書店(サンパウロ ブラジル)

 カフェブレリア・エル・ペンドゥロ(メキシコシティ メキシコ)
 クック・アンド・ブック(ブリュッセル ベルギー)
 バーツ・ブックス(オハイ アメリカ)
 アリオン・エスポジツィオーニ書店(ローマ イタリア)
 アメリカン・ブックセンター(アムステルダム オランダ)

 レール・デヴァガール(リスボン ポルトガル)
 ポプラ絵本館(北京 中国)
 VVGサムシング(台北 台湾)
 レロ書店(ポルト ポルトガル)
 シェイクスピア・アンド・カンパニー(パリ フランス)

 セレクシス・ドミニカネン(マーストリヒト オランダ)
 エル・アテネオ・グランド・スプレンディッド(ブエノスアイレス アルゼンチン)
 代官山蔦屋書店(東京 日本)
 ザ・ラスト・ブックストア(ロサンゼルス アメリカ)
 ザ・ブックワーム(北京 中国)

● といっても,こっちは日本語しか読めないわけだから,仮にこれらの書店を訪ねる機会があったとしても,手に取れるジャンルの本は画集とか絵本に限られるなぁ。
 数学の本も言語の制限を受けなそうだけど,残念ながら数式も読めないからね。

● 「まえがき」が書店の機能というか特性を要約している。書店は「駅」であり,交流の「広場」であり,「メディア」である,と。
 理想型としてそうあるべきだ,そうありたいということだと思う。

● 藤本荘介さんの発言から。
 図書館というのは,検索可能で序列化されたリニアなシステムです。しかもカテゴリー分類にも対応する必要があるので,より高度な検索性が要求されます。でも,本に“出逢う”時というのはリニアに進んだその先に必ずしもあるわけではない。(p42)
● 原研哉さんの発言から。
 本がたくさんあると心地いい。これはなぜだろう。データは非物質として持つ方が効率的なことは誰もが分かっている。しかし紙の本がなぜ心地いいのかについては本気で考えていない。所詮ノスタルジーだろうと高をくくっているからかもしれない。(p187)
 本はデータではなく人の叡智を大事にしようとする敬意の集積であるから,それを扱う態度は基本的に丁寧でなくてはならない。だからディスカウントショップや画一化されたチェーン店のような,殺伐とした雰囲気は,注意深く排除されなくてはいけない。(p189)
● その他,いくつか転載。
 この世界に存在するありとあらゆるテーマが,いずれかの本のページに書かれている。それが,本屋の美しさを作る。(p56)
 すべての良いものは,ゆっくりと時間をかけてつくられる。急いでいるときこそ,ゆっくりやらなくてはならない。(p114)

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