2014年9月8日月曜日

2014.09.07 番外:仕事がはかどる文具術

編者 坂巻正伸
発行所 日経BP社
発行年月日 2012.08.01
価格(税別) 838円

● 日経BPムックの1冊。読みごたえのあるムック。
 佐藤卓さんのインタビュー記事から。
 道具選びとは,自分が惚れるかどうかが,実は使い心地より前にあると思うんです。なぜなら人間には応用力があるから。(中略)道具でも人でも,好きという気持ちが勝れば,気に入ったものに自分を合わせようと本能的に動く。(p58)
● 石渡美奈さんの発言から。
 万年筆は何かと手間がかかるもので,使わないとインクが出なくなるし,磨かないと色あせてくる。仕事に追われて私が余裕を失うと,万年筆の状態も悪くなる・・・。(p64)
● そうかぁ。そうだとすると,ぼくは万年筆は使えないな。っていうか,万年筆に使ってもらえないな。手間がかかるのは敬遠したい方だから。ペットとかもダメだし。
 ぼくは200円のPreppyを愛用しているんだけど,Preppyは石渡さんのいう万年筆の定義には該当しないでしょうね。手間がかからないからね。
 で,なぜ自分がPreppyがいいと思っているのかわかった気がした。安いからだけじゃない。面倒くさくないからだ。

● しかし,と思う。もし万年筆が「何かと手間がかかるもの」であり続けるなら,万年筆は好事家のものにとどまるだろう。その方が万年筆にとっては幸せかもしれない。
 が,販路拡大を望むなら,値段は高いままでもあっても,ユーザーに手間をかけさせない方向に舵を切るしかないのではないか。それをひと言でいえば,Preppy化ということになる。「使わないとインクが出なくなる」ということのないような工夫を施す方向である。

● こんなのもある。
 次の行動に思い当たる節はないだろうか。 ①ここ数年,文具の入手先はコンビニか会社の庶務。 ②ノベルティのボールペンをもらうとうれしい。 ③気がつくと,同じようなペンが何本も鞄に入っている。 ④ペンなどをすぐなくすけど,ぜんぜんショックじゃない。 1つでも当てはまれば要注意。どれだけ仕事ができても,“見た目”で評価を下げるリスクがあるからだ。
 ぼくは①に該当する。コンビニではなくて百円ショップだけど。
 でね,若い頃はこういう話に納得したと思う。一も二もなく折伏されていたんじゃないかな。今はケッとしか思わない。そんなことで下がる評価なら最初から要らないよ。大事なところは任せられないぞと言われれば,べつに任せてもらわなくてもいいわって感じ。

● 使い方の工夫で面白かったのは,清水昭洋さんの「A5のカードケースをホワイトボード型ToDoリストに」。100円ショップで売っているA5サイズのクリアカードケースにルーズリーフを入れ,ケースのうえからホワイトボード用マーカーでToDoを書く,というもの。
 ホワイトボードじたい,100円ショップで買えるじゃないかと言ったって,清水さんは外で仕事をすることが多いので,ホワイトボードを持ち歩くのはかさばって不可なんでしょうね。

● 立てておけるペンケースを使っている人が複数いたのも印象的。ペンケースは立たせなくてもいいんじゃないかと思ってたんだけど,それはぼくが室内で仕事をしているから。
 外回りが多い人にとっては,これはポイントなんだね。なるほどなと思った。

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