2014年7月30日水曜日

2014.07.29 佐々木正悟 『ライフハックス-鮮やかな仕事術』

書名 ライフハックス-鮮やかな仕事術
著者 佐々木正悟
発行所 マイコミ新書
発行年月日 2006.11.30
価格(税別) 780円

● 八重洲ブックセンター宇都宮店のアウトレットコーナーに置いてあった。320円で購入。あまり期待しないで読んだんだけど,いやいや,とても面白かった。
 この手のものはけっこう読んでる方だと思うんだけど,読んで完結。それを自分に適用しようとする態度はあまりない。怠け者だから。
 だから,読みものとして面白いものであることが第一。読みものとして面白いためには,伝聞情報に満ちてたんじゃダメなんで,自身の体験がコアになっていてほしい。この本はそうなっているし,文章もいい。

● 2006年の出版だから,本書にはiPhoneもAndroidもEvernoteもTwitterも登場しない。PDAという懐かしい言葉が出てくる。著者が披露しているやり方の多くは,今ならもっと便利に実行できるのだろう。
 ところで,Gメールについて次のような紹介がある。
 Gメールには,他ではちょっと考えられないような気の利いたサービスがある。それが,「自分のアカウント+α@gmail.com」というサービスだ。(p101)
 で,「+α」を使ったいろんな利用法を紹介しているんだけど,ぼく,これ全然知りませんでしたよ。これは便利だ。っていうか,便利なんてものじゃない。これを使えば,情報の整理なんかGメールでほぼできちゃうんじゃないですか。ホルダーを作って整理するなんて,石器時代の遺物になりますなぁ。
 このサービス,今でも維持されているんですか。

● 以下にいくつか転載。
 ほどよい緊張感を得るためには,予定を立てるべきなのである。 予定表に何も書き込まず,ただ経験と記憶だけに頼って仕事を処理していると,危機感をまったく自覚できないか,反対にいつも不安でいっぱいになる。(p49)
 カレンダーに仕事の締め切り日を書き込み,その日までにやらなければならない他の用事を,日時などかまわずどんどん書き込んでみると,自分の自由時間などほとんど皆無に等しいことを知り,あっけにとられる。私は人が手帳を使いたがらないのは,この冷厳な事実を知りたくないという,無意識の願望の表れなのではないかと,フロイトのように勘ぐりたくなるほどだ。(p50)
 彼(エイブラハム・テッサー)の研究によると,「目標を立てる」とか,「仕事の優先順位をはっきりさせる」などといった時間管理の方法は,生産性とはそれほど強い関連がないが,自分は時間をきちんと管理できているという実感は,営業マンや学生の成績に強く影響するという。(p53)
 テッサーが指摘したもう一つの重要な点は,「時間に対する動機づけの強い人でなければ,時間管理の恩恵にはあずかれない」ということである。どういうことかと言えば,現実に時間管理をしようと思ってうない人が,あれこれとシステム手帳や電子手帳をいじり回してみても,生産性はほとんど向上しない,という意味である。 やる気がなくて,方法論ばかりに凝っていても意味がない。言ってしまえばそれまでであるが,私たちの周りには「あなたがうまくいかなかったのは,やり方が間違っていたからだ!」というキャッチ・コピーがあふれている。(p53)

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