2014年7月19日土曜日

2014.07.18 指南役 『空気のトリセツ』

書名 空気のトリセツ
著者 指南役
発行所 ポプラ社
発行年月日 2008.07.10
価格(税別) 1,300円

● 「僕らは空気の前では極めて無力な存在。自分の意思で行動しているようで,その実,知らずしらずに空気に動かされているのです」(p242)というのが,この本のテーゼ。
 その具体的な実例が本書の内容になる。それらがすべてエンタテインメントに仕上がっているところが味噌。
 要するに面白いわけで,「指南役」のメンバー,ただ者じゃないな。

● いくつか転載。
 街の空気というのは,放っておけば段々と中央に--ひと塊にまとまろうとする性質がある。最初は市の方々に分散していた繁華街も,時が経つほどに中央に引き寄せられ,遂には巨大な繁華街に吸収される。(p107)
 そう,群雄割拠は長くは続かない。それは世界史を見渡しても同様である。空気の法則として,必ず統一へと向かうのだ。(p108)
 よく「昔はよかった」なんていう人がいるけど,断言してもいい。今の世の中のほうが絶対に暮らしやすい。思い出は美化されるもの。昔はとにかくモラル意識が低かった。 その昔,セクハラは日常茶飯事だったし,街中では煙草の吸殻や缶ジュースのプルトップが平気でポイ捨てされていた。ゴミの分別回収だって守らない人のほうが多かった。(p231)
● 最後のご指摘はまったく賛成。そこから次の結論が導かれる。
 すなわち。「昔」からの生き残りである年寄りよりも,若者や壮年者の方が一般的にマナーが良い。

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