2014年7月14日月曜日

2014.07.13 『スティーブ・ジョブズ1995 ロスト・インタビュー』

書名 スティーブ・ジョブズ1995 ロスト・インタビュー
発行所 講談社
発行年月日 2013.09.10
価格(税別) 1,000円

● appleもの,ジョブズものはいくつか読んでいるけれども,apple製品を使ってみようと思ったことはなかった(iTunesだけは使っていたけど)。
 でも,今回,本書を読んで初めて,次のパソコンはMacにしてみようか,次のスマホはiPhoneにしてみようかと思った。タブレットを使うことがあれば,Nexus7ではなくiPad miniにしようかと思った。

● なんか,この本におけるジョブズの言い分がすっと入ってきた感じなんですよね。以下に,いくつか転載。
 私はこれまでのキャリアのなかで,もっとも優れた人材はコンテンツを理解できる人間だということ,同時に彼らはうんざりするほど扱いにくい人間だということを知ったよ。わかるだろう。それでも大目に見て受け入れるしかない。彼らはコンテンツに関してはきわめて優秀だからだ。だからこそ,優れた製品ができあがるんだ。プロセスじゃない。コンテンツなんだ。(p46)
 アップルに非常に大きなダメージを与えたのは,私が去った後でジョン・スカリーがかかった,ひどく深刻な病だ。私はほかの人たちがその病にかかるのも見てきたけれど,その病とは,すばらしいアイデアが仕事の9割を占めていて,そのアイデアをスタッフに示せば,スタッフは当然作業にとりかかってアイデアが実現すると考えてしまうこと。 問題は,すばらしいアイデアとすばらしい製品の間には,とてつもない職人技の積み重ねが必要だということなんだ。(p50)
 現在出荷されているマッキントッシュは,私が去った時点から25パーセントほどしか変化していない。毎年何億ドルもの研究開発費が使われているというのにだ。(p71)
 私はマイクロソフトが成功したことが悲しいわけではないんだ。彼らが成功したのはかまわない。大半が彼ら自身の努力の結果なんだしね。私が気に入らないのは,マイクロソフトが作っている製品が三流品だという事実なんだ。マイクロソフトの製品には魂がない。人にひらめきを与えるスピリットがない。じつに凡庸だと思う。 悲しいことに,顧客のほとんどもまた,そのような魂をあまり持ち合わせていない。人類が着実に向上するためには,最高のものを手に入れて,それを広めることだ。そうすれば,より良いものに触れてみんなが成長し,眼識を養えるようになる。(p75)
 たしかにそうなんだ。そうなんだけど,問題は価格なんだよ。ASUSの「Fonepad 7 LTE」は不細工で安っぽい感じなんだけど,SIMロックフリーでmicroSDXCカードを装着できるんだよ。それで3万円なんだよ。iPad miniは5万円を超えちゃうんだよ。
 ピカソがこう言っている。「優れた芸術家は真似る。偉大な芸術家は盗む」とね。私たちはすばらしいアイデアをいつも臆面もなく盗んできた。 マッキントッシュがすごい製品になった理由の一つは,マッキントッシュを作ったチームのメンバーが音楽や詩,芸術,動物学,歴史学の知識を持ち合わせていると同時に,世界有数のコンピュータ科学者でもあったことだ。 もしコンピュータ科学という分野がなかったとしても,彼らはほかの分野で活躍していただろう。彼らはそれぞれの知識をマッキントッシュに注ぎ込んだ。きわめて文化的な雰囲気だったよ。(p87)

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