2014年5月28日水曜日

2014.05.28 小沢昭一 『雑談にっぽん色里誌 芸人編』

書名 雑談にっぽん色里誌 芸人編
著者 小沢昭一
発行所 ちくま文庫
発行年月日 2004.03.10(単行本:1978.03)
価格(税別) 840円

● 本書における色里は主として吉原。それも,戦前の。それについて,三遊亭円遊,高砂家ちび助,古今亭志ん好,桂枝太郎の4人の噺家が,小沢さんを相手に語る。
 吉原話だけではなく,芸談も登場するし,世相巷談的な話もある。今となっては,歴史の証言ということだろう。たぶん,その証言を残すことが,出版の動機のひとつだったろう。

● 単行本は昭和53年の出版だけれども,「やっぱり,なんですよ,むかしは私ら若い時分はね,どうもおもしろかったですからね。いまの若い方にはほんとにお気の毒ですけどもね」(p70)とか,「いまの噺家は,とにかくカレーライスで育ってきた。だから,ほんとの粋ということがわからない」(p179)と言われている。
 そのカレーライスで育った人が,今の若いもんはハンバーガーで育っているから,と言っているに違いない。

0 件のコメント:

コメントを投稿