2014年5月8日木曜日

2014.05.07 江沢伸一 『「はとバス」ヒットの法則23』

書名 「はとバス」ヒットの法則23
著者 江沢伸一
発行所 潮出版社
発行年月日 2013.10.20
価格(税別) 1,300円

● 日本で最大の観光地は京都でも奈良でも沖縄でもなく,東京だ。観光資源においてもそうだけれども,はとバスの奮闘も与って力があると思っていた。
 他の地域の定期観光バスとは質量において一線を画している。東京だからできるんだろうなぁとも思っていた。

● はとバスに乗ったのは1回しかない。横浜の中華街に行くコースのやつ。一緒に行ったメンバーが良かったので(ここが大切だ),満足度は高かった。
 以来,はとバスのパンフはけっこう見ている方だと思う。けれども,数年前には倒産の危機に瀕していたというのは,この本を読むまで知らずにいた。

● コースを企画するセクションの責任者の話。なるほどと腑に落ちるところが多々ある。が,人には言えない(したがって本書には載せられない)事柄がたくさんあるに違いない。
 以下にいくつか転載。
 企画の仕事とは不思議なもので,あきらめずに努力していると,次々に道が開けてくる。初心を失えば,人の心を打つことはできない(p80)
 二兎を追う者は一兎をも得ずで,万人向けの企画は,結局,誰の心にも響かない。ターゲットを絞ってお客さまのイメージを具体化し,「どうしたらこの人たちを喜ばせられるか」を徹底的に考え抜く。コースが終わったとき,お客さまの顔に浮かんでいるのはどんな表情か。そこまで具体的に想像できなければ,その企画が不発に終わる可能性は高い。(p105)
 お客さまが自分で行けるものを提供しても意味がない(p117)
 空前のスカイツリー・ブームに浮かれて,企画に手をかけず,バスの増便だけで対応しようなどと考えたら,はとバスは誰にも見向きもされなくなる。人気のコースであればあるほど,他品種少量生産でバリエーションを増やし,お客さまの多様なニーズにしっかりと応えなければならない。(p137)

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