2014年3月26日水曜日

2014.03.26 里中李生 『男はお金が9割』

書名 男はお金が9割
著者 里中李生
発行所 総合法令
発行年月日 2014.02.04
価格(税別) 1,200円

● けっこう売れているのじゃないかと思う。タイトルの勝利。
 本書が指摘するのは,貧乏人はバカでマナーを守らないということ。
 貧乏な庶民はマナーとかルールを無視する。「一部の」と言いたいが,「大半の」貧乏な庶民が,と断言してもいくらいマナーを無視する。(p212)
 あなたたちが出向く場所は,お金が安い所だから,どうしても他の暴君たちと同化してしまう。(p212)
 お金がない世界。格安の世界。有料にしなければいけないのに,なぜか無料の場所。それらには,本当に人間のクズが集まってくる。(p221)
 断っておくが,貧乏人のすべての人がバカなわけではない。だが,貧乏人になればなるほど,その確率は格段にアップしてしまうと言っているのだ。お金が極端にない人間は,(中略)仕事ができない人間がほとんどだ。 そんな,仕事がまともにできない人間が集まる場所が,ファストフード店だ。安いからだ。そして,同じバカと空間を同じくすることに抵抗がないからである。(p55)
 お金持ちは集団を嫌う。なるべく,集団と関わらない。世俗を嫌うとも言える。集団は愚かだからである。(p56)
● 以上の指摘は正しいか,間違っているか。正しいと思う。
 ぼくはファストフード店にしばしば行くし(ファストフード店にしか行かないといってもいいくらい),百円ショップをよく利用するけれども,著者の指摘は正しい。自分を顧みてそう思う。
 バカとかルール無視の輩は,年齢,性別,収入の多寡を問わず,必ず一定数いるものだと思っている。バカの占有割合は貧乏人とお金持ちとでさほど変わるまいとも思っている。

● 「パークハイアットのスイートルーム」の宿泊客の中にも,たぶんいるはずだ。かつ,その割合は吉野家やマックと同じはずだと思っているんだけど,違うだろうか。
 じつは,お金持ちというのがよくわからない。筋金いりのお金持ちが,「パークハイアットのスイートルーム」にいるだろうか。目立たない恰好で市中に紛れているんじゃないだろうか。
 
● しかし,次の指摘は重要でしょ。
 そもそも,この世で一番大切なのはお金ではない。命だ。しかし,その命を守っているのはお金である。お金がない国では,多くの子どもたちの命が失われていく。子どもを売ってしまう親もいる。その幼い少女を買うお金が「悪」なのだろう。それはそうだが,売る親はお金があったらそんなことはしない。では,お金がない状態が悪とも言える。(p209)

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