2014年3月24日月曜日

2014.03.21 茂木健一郎 『考える脳』

書名 考える脳
著者 茂木健一郎
発行所 PHP
発行年月日 2013.08.23
価格(税別) 1,600円

● 著者の「連続ツイート」を1冊に編んだのが本書。「毎回基本的に九つ連続でつぶやくから,合わせて原稿用紙三枚程度。毎朝,短いエッセイを書いている感覚になる」そうだ。
 その「連続ツイートには,一つ大切なルールがある。文章を即興で書くこと。あらかじめ書いておいてツイッターに流すのでは,意味がない。その場で書いてこそ,自分の無意識と向き合える。何よりも,臨場感のようなものが生まれる」(p2)という。腑に落ちる。

● ツイッターにこんな使い方があったのかと思った。同じことはブログでもできるんだろうけど,そこはそれツイッターの方が反応が速いということがあるのかもしれない。
 ちなみに著者のブログ「クオリア日記」も継続しているが,更新は間遠くなっているようだ。そりゃそうだな。

● 面白くて一気通貫で読了。B6で334ページというけっこう厚い本だけれども,まさしく「臨場感」があって,ライヴ感覚(?)で読めた。
 「偶然を幸福に変えるヒント150」が副題。生きるうえでのヒントが満載という感じ。

● 全文暗記したいくらいだけれども,以下にいくつか転載。
 ある人が,こんなことを言っていた。生きるということは,その本来において過剰なものであると。 人生に,無駄なことなどない。むしろ,エネルギーをあふれさせているくらいが,ちょうどいい。(p1)
 すべての美意識は,地上からほんの少し浮上している。(p22)
 効率を追求することは,単なる経済性の問題ではない。必要なことを少ない労力で行うことで,他のことをする時間を確保し,エネルギーを得ることができる。効率の追求こそが,創造性にもつながる。幸福の基礎となる。(p36)
 生命エネルギーは無理やりひねり出すものではない。抑制を解いてあげれば,無尽蔵にわき出てくるものなのだ。(p60)
 書くことで,脳からの生成が促され,脳へのフィードバックも完成する。書いた結果よりも,「書く」という運動が大切なのである。他人のために書くのではない。自分の脳がある高みに達するために,猛烈に書字運動をするのである。(p67)

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