2014年3月4日火曜日

2014.03.04 アレクサンダー・クラム・ユーイング 『こだわりの万年筆』

書名 こだわりの万年筆
著者 アレクサンダー・クラム・ユーイング
監修 赤堀正俊
訳者 満園真木
発行所 ネコ・パブリッシング
発行年月日 2006.03.30
価格(税別) 2,667円

● 第1部は筆記具の歴史。万年筆の前はどうだったのか,万年筆登場後の技術革新,など。
 インク吸入の方式など,小さいながらも間違いなく技術革新とよんでいいものでしょうね。
 硬質ゴムからセルロイドに移り,その後はエボナイトや金属,プラスチックなど,多様な材質が使えるようになったんですな。

● 第2部は万年筆メーカーの紹介。創業から現在に至るまでをザッと。代表的な製品も写真で紹介。ここが本書のメイン。ぼくの知らないメーカーがたくさんあった。
 DAKSのペンはセーラーが,アクアスキュータムのペンはゼブラが製造している。そんな知識も本書で得られた。

● 第3部は著者のコレクションの紹介ですかね。
 万年筆は実用品であるとともに装飾品でもあって,ヴィンテージものを蒐集している人,けっこう多そうだ。それぞれの好みと財力に応じて楽しんでいるに違いない。

● 中学校の入学祝いに買ってもらったのが,初めての万年筆。パイロットのエリートS。2,000円。当時の中学生には2,000円って大金だったからね,なくさないように使わないでしまっておいた。
 これ,良くないんでしょうね。かえって劣化が早まるのかな。ろくろく使わないでオシャカにしちゃった記憶がある。

● ワープロ以後は,万年筆はおろかボールペンも使うことがなくなった(昨年6月からボールペンは復活)。プライベートではね。
 でも,影響を受けやすいタチなので,本書のような本を読むと,万年筆を使ってみようかなと思ってしまう。何本か持ってることは持ってるんで。もう使えなくなっているかもしれないけど。

● ちなみに,ぼくの財力だと,装飾品としての万年筆は写真で見るだけにしておくしかない。質のいい実用品というのがあるはずで,そうしたものを手荒く使うのがいいと思ってますね。
 筆記具で自己表現したってしょうがないだろうし,高級品を持ちたがる貧乏人っていうのが,メーカーにとっちゃ一番美味しい顧客なんだろうしな。

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