2014年2月23日日曜日

2014.02.23 漆原 宏 『ぼくは,図書館がすき 漆原宏写真集』

書名 ぼくは,図書館がすき 漆原宏写真集
著者 漆原 宏
発行所 日本図書館協会
発行年月日 2013.04.30
価格(税別) 2,800円

● 見慣れた図書館の光景。子供がいて,その母親や父親がいて,受験生がいて,年寄りがいて。
 日本図書館協会の発行だから,皆さん,図書館を利用しましょう,という広報もねらっての出版かと思われるのだけど,その役割は充分に果たしていると思える。

● コンサートホールや公民館,学校,公園など,色々ある公共施設の中で,図書館は最も幅広い年齢層の人たちが,恒常的に集うところだ。
 周辺は公園として整備されているところもあるし,そうではなくても実質的な公園として使えるところが多い。レストランやカフェが入っているところもあるし,そこまでではなくてもロビーに自販機とソファがあって,ちょっとしたカフェ代わりに使えたりする。
 であるからして,図書館とは楽しいところだ。お金を使わずに楽しめるところだ。
 特に,田舎になると,人恋しさを紛らすための恰好の施設が図書館だったりする。

● その図書館が活気づけば,そこから何かが生まれてくるかもしれない。街興しなどという大層なものではなくても,親である自分が息子の友だちと友だちになったり,ご近所の奥さんをガールフレンド(バールフレンドっていう人がいるね)にできたり,っていう。
 人生はそうした小さなことの集積でできているから,その集積に一つか二つを付け加えることができたら,それはそれだけで素敵なことだろう。

● ではあるけれども,図書館を利用する人はあまり多くはない。ぼくも長らく図書館には寄りつかないでいた。
 けれども,せっかく税金を払っているのだから,使わないともったいない。

● 現在の図書館は無料の貸本屋になっていて,しかも利用者は一部の人たちに限られるんだから,そういうものを税金で維持するのはいかがなものかという意見もある。ごもっともな意見だ。
 が,では図書館を閉鎖しましょうということにはなかなかならないだろう。少なくとも,ある間は使わせていただこう。そういう姿勢でいいと思う。

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