2014年2月5日水曜日

2014.02.05 永江 朗 『ブックショップはワンダーランド』

書名 ブックショップはワンダーランド
著者 永江 朗
発行所 六耀社
発行年月日 2006.06.20
価格(税別) 1,600円

● 書店で働く人に本の紹介をしてもらうという趣向。書店員による書評のようなもの。
 それだけでも充分に楽しんだけど,さらにそこに著者が彩りをつけている。面白く読める読みものになっている。

● 自分の知らない本が次々に登場する。とても手に負えないと思うのが大半だ。これは読んでみたいと思ったのは,旅本とミステリに限られた。
 堀内誠一『パリからの旅』(マガジンハウス)
 アラン・ド・ボトン『旅する哲学』(集英社)
 ロス・マクドナルド『さむけ』(ハヤカワ文庫)
 ケン・グリムウッド『リプレイ』(新潮文庫)

● 以下にいくつか転載。
 90年代の終わりに,デザイナーズマンションブームがあった。(中略)有名建築家が設計したマンションが話題になり,一部の賃貸物件では何年も先まで空き待ち状態になった。もっとも,私が取材した限りでは,実際にデザイナーズマンションに住んでいる人の多くは,値段と広さと立地で選んでいて,建築家の名前も知らなかった。情報と実態はいつも乖離している。(p95)
 一時は「これからはラテン系だ」なんて言ってましたが,どうも肌に合いませんね。やっぱり電車は定刻通りに来ないとイラつくし,デザインはシンプルなのがいい。(p101)
 書店員の世界というのは不思議で,同業他者の店員ととても仲がいい。「うちではこういう本が売れている」とか「あの本はこうやって陳列するとよく売れる」なんていう情報交換をしょっちゅうやっている。冷静に考えれば互いにライバル,商売敵であるはずなのに。(p167)

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