2014年1月27日月曜日

2014.01.21 松村祥子編 『社会福祉研究』

書名 社会福祉研究
編者 松村祥子
発行所 放送大学教育振興会
発行年月日 2010.03.20
価格(税別) 2,300円

● 放送大学(大学院)の印刷教材。読むのに相当以上の時間を要した。面白くないからで,教科書というのは面白いはずのないものだとしても,それでもこれほど面白くないと,社会福祉に興味を持って本書を手に取った人を追いやる結果にならないか。

● なぜ面白くないのか。何かが違うんだな。その何かが何かっていうのはうまく言えないんだけれども,これでは現場への影響力は皆無だろうなと思った。
 社会福祉学って学問の態をなしているんだろうかとも思ったり(学問の定義によると言われそうだな)。

● 「大学に行くと馬鹿になる」と昔の庶民は言っていたらしい。今では,馬鹿になるも何も,大学に行くのはあたりまえになった。半世紀前の高校進学率を上回っていたりするんだろう。
 今だと大学院に行くと馬鹿になると言い換えればいいのかも。世間から隔絶した蛸壺の中に入り,細分されたもののひとつを選んで,それで頭を一杯にしているとすれば,たしかに馬鹿になるしかない。真面目な学生ほど馬鹿になりそうだ。

● 本書とは関係ないが,経済とか法律とか福祉じゃない学部を卒業して福祉の現場に来る人の方が,大学で福祉を勉強した人よりも,伸びしろを感じさせるというのが,この業界の常識になっていないか。
 さらに言い募ると,社会福祉士の受験資格に制限を設けている理由もわからない。誰でも受験できるようにして,できない人は落とせばいいじゃないか。そのための試験だろう。司法試験もそうなっているし(予備試験がある),公認会計士試験も同様だ。
 「養成施設」に代表される試験産業の従事者を喰わせるための資格制限じゃないのかと邪推したくなることがある。

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