2013年12月28日土曜日

2013.12.26 養老孟司 『超バカの壁』

書名 超バカの壁
著者 養老孟司
発行所 新潮新書
発行年月日 2006.01.20
価格(税別) 680円

● 身の上相談を「編集部の人がまとめて,それに答える形で作ったのが,本書である」。

● 以下に転載。
 仕事というのは,社会に空いた穴です。道に穴が空いていた。そのまま放っておくとみんなが転んで困るから,そこを埋めてみる。ともかく目の前の穴を埋める。それが仕事というものであって,自分にあった穴が空いているはずだなんて,ふざけたことを考えるんじゃない,と言いたくなります。 仕事は自分に合っていなくて当たり前です。(p19)
 本当に大切なのは先見性ではなくて普遍性なのです。その人が普遍性を持っていたらいつか時がくる。その人に合った時代が来るのだと思います。無理やり新奇なことをやろうとするのではなく,できるだけ普遍性を目指したほうが,結果的に先取りになっていることがある。(p31)
 大事なのは脳をどういう状態に置いてやるかなのです。だから身体を変な状態に置いたり,極限状態に置いたりすれば,人間というのはすぐ狂うし,とんでもなかう悪いことをする。(p41)
 免疫学者の多田富雄さんは「女は実態だが,男は現象である」と言いました。これは男女の違いを実によく言い表した名言だと思います。これに尽きるといってもいい。 言い換えれば女のほうが無意識に基づいて行動するということです。身体に基づいているといってもいい。男の方が意識中心で,頭でっかちになりがちです。(p61)
 自分の筋というものにとらわれると損をします。自分に対する自分の意見なんて,自分に対する他人の意見よりもはるかに軽いことが多いのです。そんなことに深刻になっているのは,若い証拠です。そういうときなんか,自分はないと思っているのがいい。「私は人の言いなりです」でいいのです。(p185)

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