2013年12月25日水曜日

2013.12.20 森 博嗣 『臨機応答・変問自在』

書名 臨機応答・変問自在
著者 森 博嗣
発行所 集英社新書
発行年月日 2001.04.22
価格(税別) 680円

● 著者は大学教員時代,学生に質問を書かせていた。その場で質問を受けて答えるのではなくて,紙に書かせて,それに対して文章で答えを書く。毎時間それをやって,次の講義でそのペーパーを学生に配る。
 とんでもない労力だと思うんだけど,すべての講義でそれを実行していたらしい。

● 本書は,その中から講義内容に特化したもの(それがほとんどだったろうが)を落として,ある程度一般的なものを1冊にしたもの。
 面白い読みものになっている。名古屋大学の学生だからといって,格別に賢いわけでもないと思って安心できたり。

● いくつか転載。
 意外にも,教えることのうちの九割方は自分が学ぶことだと気づいて,わりと楽しめるかもしれないな,くらいには思い直せるようになった。逆に,人にものを教えたい人ほど,教育者には向いていないのでは,とさえ思う。(p9)
 人は,どう答えるかではなく,何を問うかで評価される。 たとえば,就職の面接で,「何か質問はありませんか?」と面接員に尋ねられたとき,的確な質問ができるかどうか,そこで評価される。(p13)
 成功するために必要なもののうち,九十九%は努力で,残り一%は才能だといいますが,先生は才能というものが存在すると思いますか? 思います。努力できることが才能。だから,成功は百%才能だと思う。才能は持って生まれたものではなく,思い立ったときに,あるいは,やる気があるときに生まれるもので,いつでも消える。自分自身をどれだけコントロールできるかが才能です。(p111)

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