2013年12月22日日曜日

2013.12.18 茂木健一郎 『欲望する脳』

書名 欲望する脳
著者 茂木健一郎
発行所 集英社新書
発行年月日 2007.11.21
価格(税別) 700円

● 『論語』にある「七十従心」を起点にして,人生の諸相を考察する。人生というか,人生に対する個々人の姿勢について,色々と考えてみるっていう趣向。
 ただし,相当ハイレベル。読みごたえのある新書だ。ぼくにはどこまで理解できたか心もとない。

● 本書は「生命哲学」の書というのが最も適当だ。
 たぶん,大学の文学部哲学科で高じられているのは哲学史(あるいは,「哲学」学史)であって,哲学そのものは生産されていないだろう。
 哲学の新たな胎動が出てくるとすれば,自然科学の分野からなのかもしれない。

● ワーグナーの「ニーベルングの指輪」への言及が二度ある。なるほどオペラってこういうふうに鑑賞するものなのかと思わされた。
 言われてみればごもっともで,要は,ストーリーを荒唐無稽だと思ってるだけじゃ,初心者以前だってこと。ストーリーのそちこちに,象徴的な意味っていうか,寓意っていうか,そうしたものが散りばめられているんだね。

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