2013年11月30日土曜日

2013.11.30 SE編集部編 『僕らのパソコン30年史』

書名 僕らのパソコン30年史
編者 SE編集部編
発行所 翔泳社
発行年月日 2010.05.28
価格(税別) 1,800円

● 1994年に富田倫生『パソコン創世記』(TBSブリタニカ)を読んだ。パソコンの10年を振り返るといった内容だったと記憶している。それからさらに20年近くが経過したんだなぁ,というのが,本書の内容とは関係のない感慨だ。
 『パソコン創世記』を読んだときに使っていたパソコンは,富士通のFM-TOWNSだったか。当時は親指シフターだったので,親指シフトキーボードが選べるTOWNSにしたのだったと思う。
 オーバー・ドライブ・プロセッサー(懐かしい言葉だ)をかませたり,メモリ(当時は高かった)を増設したりしたんだけど,体感速度はあまり変わらなかった。

● その後は,ずっとノートパソコン。NECのノートを3台,いっときhpのネットブックを使ったこともあるけれど,最近はThinkPadひと筋。
 今のが3台目だけど,買ったのは5台。1台は人にあげた。もう1台は予備機。

● パソコンを外に持ちだすことはないので,バッテリーの持続時間などは気にしたことがない。だから,ノートといってもフルサイズの大きなのでいいかといえば,そんなことはない。ThinkPadでもXシリーズがいい。小さい方が道具として愛着も湧きやすいし,できることが同じならガタイは小さい方がスマートな感じがする。
 まして,特に東日本大震災以後は,デスクトップを使うなんてチラッとも考えたことがない。

● 昔はMacintoshに憧れたことがあった。スティーブ・ジョブズが復帰する以前から,Macintoshはキラキラしてた。イメージはね。
 何度か,Macにしようと思ったんだけど,結局,慣れた環境から離れるのが面倒で現在に至る。Mac雑誌の執筆常連者によるMac礼賛・Windows批判に,何とはなしの薄っぺらさも感じたしね。
 今では,Macに替えたいと思うこともなくなった。

● CPUの進化に伴って遭遇する,技術的美しさの追求と互換性維持のトレード・オフ。かつてのMac礼賛者は当然のごとく前者を良しとする前提に立って,Windowsを批判してたっけなぁ。お気楽なもんだったね。

● パソコンがあたりまえの道具になったこともあると思う。昔はそうじゃなかった。夢を見させてくれた。パソコンを使えば生産性もあがり,できるビジネスマンになれるっていうような。
 パソコンは人件費のかからない私設秘書のようなものであり,アーバンチックで洗練に通じるものであり,ハイソでセレブであり,世界を相手にできるものであり,っていうような気がしてた。っていうか,メーカーがそういう気にさせる広告を打ってた。

● 今じゃ,電車の中とかスタバとかでパソコンを広げている人を見ると,ダッセーなぁと感じるようになってるからね。
 それより何より,パソコンで何ほどのことをしているだろうかってことだよね。たいしたことには使っちゃいないんですよね。なければ困るんだけど。

● けれども,今のパソコンは30年前には夢にすら見ることができなかったとんでもない機械なんですねぇ。先人の汗と涙が詰まっているんですよ。そういうことを本書に教えてもらった。
 今のあたりまえをあたりまえにするには,30年の歳月と,優れた頭脳の持ち主たちの数えきれない奮闘の集積が必要だった。

● 仲俣暁生さんの発言から,ひとつだけ転載。
 インターネットとの付き合い方が変わったのは,はてなダイアリーを使いはじめてからですね。いわゆる「ブログ」ブームに,いいタイミングで乗ることができました。はてなが好きでずっと使っていたんですが,Twitterを使いはじめてから,まったくブログに興味がなくなってしまったことに,自分でも驚いています。インターネットでは一夜にしてものごとがガラッと変わってしまうんだということを実感しました。(p181)

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