2013年11月27日水曜日

2013.11.27 五味文彦・鳥海 靖編 『もういちど読む山川日本史』

書名 もういちど読む山川日本史
編者 五味文彦
    鳥海 靖
発行所 山川出版社
発行年月日 2009.08.30
価格(税別) 1,500円

● 山川出版社の高校社会科教科書シリーズ。教科書を一般向けにリライトしたものだけれど,教科書の香りが濃く残っていて,そこが逆に新鮮だ。
 それにしても。高校生は高度な勉強をしているものだ。本書もじっくりと読み込んでいくと,日本史のいろんな機微が見えてくる(気がする)。

● 「一所懸命」が中世にできあがった概念であることも教えてもらったし,本居宣長らの国学が幕末の尊皇攘夷につながっていく様子を,わずか数行でわかりやすく説明してくれる。
 今の目で見ると,尊皇攘夷なんて愚かだったとしか思えないわけだけれども,すべては理由があって存在したのだなとわかる。

● 日露戦争や太平洋戦争に関しての有力新聞や国民の好戦感が印象的だ。特に日露戦争においては,事情を知る政府は冷静だった。当事者責任を遂行したという感じ。
 威勢の良さは大衆受けするから,どうしてもそちらに流れがちになるのだが,ロクな結果をもたらさない。翻って,現在はどうだろうか。

0 件のコメント:

コメントを投稿