2013年11月19日火曜日

2013.11.18 中川淳一郎 『ネットのバカ』

書名 ネットのバカ
著者 中川淳一郎
発行所 新潮新書
発行年月日 2013.07.20
価格(税別) 720円

● 「2ちゃんねる」が今より異界だった(その分,勢いがあった)頃,著者の『今ウェブは退化中ですが,何か?』を読んで,愉快に笑わせてもらったことがある。
 いまや,その「2ちゃんねる」を読みに行くこともほぼゼロになった。

● 総じて,ネットに書かれているものを読む時間は減った。自分でもこんなブログを書くようになったのが第一の理由で,人のものを読んでいる時間は減る道理だ。
 今では,ブログは旧世代のものとなり,ツイッターだ,Facebookだということになっている。ホームページを開設して情報発信なんぞというのは,石器時代に言われていたことのように思えてくる。

● ともあれ,これだけ書く人が増えたんだから,その分,読む人は減っただろう。PVのトータルが百万を超えるブログもあるけれど,それらの多くはブログ普及の初期に立ちあげたもので,当時に比べると,最近のPVはガタ減りになっているんじゃないかと想像する。

● いくつか転載。
 「実名」というのはバカにとっては抑止力にならない(p132)
 ネットがあるから多様な意見を知ることになった,という主張は嘘である。特に,自らフォローしたい相手を選べるツイッターは,心地よい情報だけを入れることが可能になった。だからそうして,彼らは,マスコミの偏向報道の歴史や,在日韓国人にまつわる噂やらを信じ,確証バイアスを強めていく。(p195)
 普段からやること,充実できることを持っている人は,別にネット上で過度にコミュニケーションを取る必要はない。仕事を引退して時間のある高齢者にとっては良いコミュニケーションツールなので,20年後のソーシャルメディアは相当多くの高齢者による書き込みが増えるだろう。(p217)

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