2013年10月13日日曜日

2013.10.11 田邉 裕 『もういちど読む山川地理』

書名 もういちど読む山川地理
著者 田邉 裕
発行所 山川出版社
発行年月日 2012.05.01
価格(税別) 1,500円

● 山川出版社の高校の教科書シリーズだけれども,本書は教科書のリライトではなく,書き下ろしたものであるらしい。
 第1部は世界地誌で,第2部は一般地理学(系統地理学)の概説。日本地誌に関する記述はない。ここが実際の教科書とは異なるところ。

● はるかな昔の高校時代,地理にはまったく興味が持てなかった。授業もまるで無味乾燥。どこそこは何々の産地とか,そんなことばっかりだったような記憶がある。言っちゃなんだけど,担当の教師の教え方もかなり下手だったと思う。
 ま,それ以上にこちらの受け入れ体制に問題があったんだろうけどね。試験のたびに赤点だった。
 けれども,老いて読んでみるとなかなかに面白い。なるほど,地理学とはこういう学問だったのかってのが,ちょっとはわかったような気がする。ちょっとはね。

● 266ページに「富豪の家のサービス業」と題するコラムが載っている。著者がインドの富豪に会ったときの話。
 ムンバイの富豪を訪ねた。日本との貿易に従事し,塀に囲まれたマンションに住んでいる。塀の外には,塀に立てかけた電気や水道もない掘建て小屋があって,それが彼の家で働く家事使用人の家である。(中略) マンションは,大きくて一つの階に1戸しかない。通された客間は竹の間で,ほかに石の間・木の間があった。(中略) 客間には,多くの日本製電気製品が並び,日本はインドのような貧しい国にもっと援助すべきだと話していた。

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