2013年10月4日金曜日

2013.10.04 番外:pen 2013年10月15日号-癒しのホテル

編者 小林圭太
発行所 阪急コミュニケーションズ
発売年月日 2013.10.01
価格(税別) 571円

● 雑誌「pen」の今回の特集は,「癒しのホテル 都会で体感するホスピタリティ」。
 取りあげられているのは,東京ステーションホテル,ザ・ペニンシュラ東京,パークハイアット東京,帝国ホテルなど,日本屈指のラグジュアリー。

● ホテルマン(ウーマン)のキリッとした隙のない様子は,ぼくらの憧れ。でもこれ,仕事の大変さの象徴でもあるだろう。
 ぼくは自分を顧みて,人の自然は自堕落だと思っている。放っておくと自堕落になる。ホテルマンのたたずまいはその対極。それを継続するのはけっこうなストレスのはずだ。

● 昔,こうしたラグジュアリーホテルに宿泊することに憧れたことがあった。実際に泊まってもみた。のだが,そうしたお金を使った受動型の遊びは,飽きるのも早い。
 今回の特集の素晴らしい写真を見ても,正直,あまりそそられなくなっている。

● お金を使ってする遊びは必ず飽きる。近い過去にシティホテルブームってのがあった。ちょっとしたミニバブルの趣もあったかもね。
 独身女性が中心だったのだと思うんだけど,がんばった自分へのご褒美と称して,週末に都内の一流ホテルに宿泊する。
 こういうものは集中してやってしまうと短期間で飽きる。飽きると,ホテルをさらにグレードアップしていくことになるんだろうけど,しかし,それにも飽きてくる。
 ディズニーランドもしかり。集中して行ってしまうと飽きる。

● 飽きないで続くのは,タダでできる遊びだ。文字どおりの無料じゃなくても,少額の出費ですむ遊び。
 お金を使ってする遊びもダラダラやれば飽きない。あるいは,ちょびっとずつやってる分にはなかなか飽きがこない。
 だけど,タダでできる遊びは,ガンガンやっても飽きない。

● ただし,遊びの方が人を選ぶかもしれない。選ばれない人はどうあがいても選んでもらえない。男女関係と同じ。
 だから,老いてから始めるのでは遅いのだ。
 タダで,しかも一人でできる遊びを一つか二つ,自分のものにしておくことは,老後への重要な備えになるはずだと思っている。

● 特に,男性の場合は,仕事を離れた人間関係をほとんど持っていないでしょう。仕事上の人間関係は,仕事を離れたとたんに消えさります。例外はありません。
 かといって,仕事以外の場で,これから人間関係を築けますか。そんな能力はないでしょう。

● 退職したら女房孝行する? やめておきなさい。女房が迷惑します。
 あなたなしの彼女の世界がすでに完成しています。彼女の心はとっくにあなたから離れているのです。いったん離れたものを引き戻すことは不可能です。

● であれば,孤独に強くなっておくことは,配偶者や家族に迷惑をかけないために,自身でできるほとんど唯一の方策です。
 孤独に強くなるのに精神論は無効です。システム(あるいは道具立て)が必要です。そのシステムの中核に位置するものが,タダでできる一人遊びだと,私は考えているんですけどね。

● お金がかかる遊びでも,ひとつだけ飽きないものがあります。唯一の例外。それは,女遊びです(いや,集中してやってしまうと飽きるか,これも)。
 しかし,危険すぎます。自分の意思を持ったものを遊びの対象にできるのは,ある種のエリートだけです。中途半端に良心と良識を持った男性の手に負えるものではありません。
 定年までサラリーマンを勤めあげることができた(できそうだ)ということは,その遊びをする資格がないという充分な証拠になり得ます。ゆめ,愚かなことを考えないように。

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